灰色の空のむこうには…

DEATH NOTE デスノート the Last name


人間に恋した死神は
死ぬってわけか…
ふふっ、ステキな話じゃないか


死神リュークが落とした“デスノート”を拾い、
野放しになっている凶悪犯を次々と粛清していく
天才大学生、夜神月。巷では犯罪者の連続不審死
を救世主“キラ”の出現と噂し始める。一方、
一連の“キラ事件”を捜査するためインターポール
から送り込まれたもう一人の天才Ｌがキラを追い
つめていく。やがて月は、“キラ逮捕に協力する”
と称して、自ら捜査本部に乗り込んでいく。
そんな中、リュークとは別の死神レムのデスノート
が舞い降りる。それを、キラを崇拝するアイドル、
弥海砂が手に入れ、自ら第２のキラとなり行動を
開始する…。

前編の興奮も冷めやらぬままに後編も続けて見た
のですが、後編もやっぱり面白かったです。まぁ、
ちょっとミサミサ役の戸田恵梨香女史の魅力満載
ちっくな映画にも思えるのですが、それはそれで
僕的にはヒットだったので良しとしましょう。
まぁ、他にも片瀬那奈女史や前田愛女史などの
活躍もあったのでそれはそれで見所はあったの
ですが、特に前田愛女史はエンディングのテロップ
で名前を見るまで気付かなかったです…、いや～、
大人になりましたね。

とまぁ、本編とは関係のない感想はこの際これくらい
にしておきまして、正義の在り方というものを考え
させられる映画だったと思います。“キラ”の存在
をどう思うかによってこの映画の見方は荒唐無稽な
ものから理想論にまで変化しますが、劇中でも
語られたように“キラ”のおかげで犯罪は７０％減少
したという抑止力については考えられます。犯罪は
偶発的なものなので統計的に考えられることは
出来ませんが、それでも減少したという結果において
今後の犯罪に対する対応も司法の位置づけが重要に
なってくるものだと思います。原作を知らないから
こそ楽しむことの出来た映画でした。