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灰色の空のむこうには…

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2007.06.22
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カテゴリ:本の話題

殺×愛7(きるらぶseven)


僕は《希望》は《絶望》を色濃くするだけの
存在だと思っていた。
でも、彼らは見えない明日を《希望》で
照らして進んでいる。懸命に日々を生きている。
強いなって、素直に思った。



サラサラ、サラサラ――
舞い散る雪の中、僕のココロは凪いでいた。サクヤは
学校を守ろうとしてるみたいだ。そんなこと無駄なのに。
学校も“セカイ”もなくなってしまうのに――。
だけど、対天使兵器の少女は傷つきながら闘う。サクヤ
の眼差しと言葉が、なにより来夏が遺した手紙が、僕に
もう一度温かい気持ちを呼び戻す。そして……。
サラサラ、サラサラ――
舞い散る花びらの中、忘れずにいた記憶とともに僕が
告げた言葉は……。
「サクヤ。きみが、好きだよ」
たとえ殺すために恋をして×死ぬために愛し合おうとも、
恋人たちに訪れる運命は儚く美しく輝く――。

読み進めるうちにどんなにおもしろいと思える物語でも、
ラストの展開次第ではその評価が180度変わってしまう
ものです。ハッピーエンドだけが全てではないですが、
どんなに辛い展開でも自分がラストを見て素直にいいもの
であったと思える物語は、それはそれで素晴らしい作品
だと思います。今まで、数々の小説や映画などの作品を
見てきましたが、僕なりに作品を見るときの好きな部分
というものがあり、最後に希望の持てる終わり方をする
ものはたいていお気に入りの作品です。たとえ、後味が
悪いような最後でも希望さえあれば、その後は自分の
中で補完できるような気がするので、そういう作品と
めぐり合えたときはとてもうれしく思います。

で、僕の好きなライトノベルである「殺×愛」がとうとう
完結しました。通称“カーテンコール”と呼ばれる世界
滅亡という天使の襲来にセカイが危機に瀕している中、
オメガという最後の人類として死ぬことを許されない
運命づけられた主人公の物語は、連載されていたときは
愛するサクヤとともにセカイを救うために卒業の日に
逃れることのできない運命として最期を迎えるのですが、
文庫化にあたりエンドロールが新たに書き下ろされました。
このエンドロールのおかげで、僕はこの物語を心行く
まで堪能できたと思います。それほど、書き下ろされた
ものは魅力的なキャラクターに彩られたこの作品が
エンディングを迎えるに相応しい、希望に満ち溢れた
ラストエピソードであったと思います。


ときどき想像してみるの、あなたがいない明日を
太陽は昇るのをやめ、星もまたたかないわ
そよ風も途絶え、小鳥も唄うのをやめるわ
つまりね、あなたがいなければ、世界に意味なんてないってこと
だって、あなたを愛しているから、殺したいほど、愛してる

悲しみは、いつだって突然やってくるのね
あなたを失ってしまい、私の世界は終わってしまった
それなのに、どうして明日はやってくるのかしら
私も連れていって欲しい、あなたのいる世界へ
だって、あなたを愛しているから、殺したいほど、愛してる

この胸の中で、いつまでもあなたは生き続けているわ
あなたの想い出を殺せば、私は幸せになれるかしら…
つまりね、あなたがいなければ、世界に意味なんてないってこと
だって、あなたを愛しているから、殺したいほど、愛してる


     《Loves,so that want to kill.
               ――殺したいほど、愛してる





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Last updated  2007.06.25 00:46:01
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