灰色の空のむこうには…

僕は普段、営業の外回りの仕事をしていまして、
車であちこちお店回りをしているのですが、
たまに深く迷ってしまうのがお昼御飯を何に
しようかなということ。ルートセールスをして
いるため、たいたい通る道がワンパターンな
ために、その筋にあるお店というように考えて
しまうのですが、今日はすごくおなかが空いて
いたのでベストのお店を探そうと、しばらく
車を止めて必死で考えたりしてました。今日の
おなかの空き具合からいくと、何を食べるのが
ベストなのかなと。そうこう考えているうちに、
ふと昔たまに行ってた中華料理屋さんのことを
思い出してしまいました。

それは大阪というか関西ではあまりにも有名
すぎるくらいの餃子といえばそことすぐ想像
できる中華料理屋さん。僕が通ってた学校の
そばに２軒くらいありまして、駅前にあるのは
ちょっと小洒落た感じのするお店。でも強烈
だったのは、学校の裏手にあるほうのお店で
とても小さくカウンターが６席くらいでテーブル
は２つくらいしかない大将が１人でやってられる
ところ。そのうえ暗い、汚い、臭いという衛生局
も真っ青なお店だというのに、その量が半端じゃ
ないにも関らず普通のお店よりもリーズナブルな
値段のために繁盛してました。並盛り頼んで
特盛りくらいの量が出てましたね。一度、連れが
チャーシュー麺を頼んだら、チャーシューなんて
どでかいサイズで麺が見えないくらい普通に敷き
つめられていました。それくらいなら若者向けと
いうことであまりインパクトはないのですが、
その大将の無茶苦茶ぶりがとても印象に残って
います。お昼の混雑期を外して早飯をしようと
お昼前にそのお店に入って注文はと大将に聞かれた
のでチャーハンと言うと、なぜか売り切れたと
言われたことがありました。じゃ、何があるの？
と聞くと天津飯しかないとのこと。って、そんなの
中華料理屋さんでありえないどころか、お店として
メニューにあるのに売り切れるって。じゃ、天津飯
でと注文したのですが、僕の後から来る人たちも
同じようにチャーハンを頼んで売り切れと言われて
ましたね。サービス定食しか置いてないお店って
いうのもどうかなって。まぁ、味はおいしかった
ので良いのですが。

今はもうそんな量はとても食べられないと思いますが、
また機会があったら行ってみたいお店ですね。まだ、
あるのかな？そんなインパクトのあるお店ってのは
最近ではあんまりないので、ちょっとさみしいような
気もしますね。