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テーマ:心のままに独り言(8840)
カテゴリ:仕事場でのあれこれ
子供の頃から何気なく使っている消しゴム、この
消しゴムというものは学生時代にはなくてはなら ない存在であり、大多数の人がお世話になっている ことと思います。社会人になると、あんまり使う こともなくほとんどボールペンでことが済むので そんなにお世話になっていませんが、机の中には 常備いつでもスタンバイオッケー状態で控えている ものです。この消しゴムなのですが、僕は生まれて このかた30年近く知らなかったのですが、実は 恐ろしいものだということをふとしたはずみで知る ことになったのです。 事の起こりは数日前、僕が担当しているお店からの 電話でした。その電話はクレームの内容でデスク スタンドを買ったお客さんかららしく、3日ほど 消しゴムをスタンドの上に置いていて、消しゴムを 取ろうとしたらスタンドのほうがクレーターが出来た みたいに化学反応を起こして穴が空いていたという もの。常識から考えればそんなことあるわけもなく、 消しゴムが照明の熱で溶け、その溶けた温度によって 置いていたスタンドも溶けちゃったのかなと思い、 お店の人にいろいろ聞いているとスタンドの説明書 には消しゴムは置かないで下さいという注意書きが なく、デスクスタンドだから文房具も置くことも あるだろうにそれを記載していないでそういうこと が起こるというのはPL法云々とか言い出したらしく えらいお店の人は攻められている様子。お客様相談 窓口にとりあえず電話すると、それは営業に振って 下さいと簡単にお手上げしたそうで、そのとばっちり が僕のほうに来たのでここで解決しないといけない ことになったのですが、あいにくお盆中なもんで メーカーは休みをしているのに、その日中になにがしか の返事をしろとのこと。仕方ないので、僕自身スタンド がどうこうとなるわけはないと思ったので、消しゴム に原因があるのかなと思い、会社で支給されている 消しゴムを見るとケースのところに注意書きがあって 必ず使用後はこのケースに入れてくださいとのこと。 それはどういうことなのかと思い、ネットで調べて みると衝撃の事実が判明しました! それがこれ。あまりにも専門的な内容なので何を書いて いるのか理解しづらい部分もあったりするのですが、 プラスチック製品などの可塑剤同士を長時間接触して いると溶けて融合してしまうのは可塑剤の移行という 問題だそうで、これを防ぐのは消しゴムという性質上、 不可能というもの。それを防ぐためにスリーブという 紙ケースに入れて保管しておくのだそうですが、僕の このクレームもおそらく正しい消しゴムの使い方を しないで融合してしまったケースなのではないかと お店の方には説明したのですが、それではお客さんが 納得しないだろうということで、一応メーカーに原因 追求して見解を出してから改めてお話するということで お盆が空けるまで待ってもらうということで落ち着いた のですが、まさか誰もが持っていて一度は使ったこと のある消しゴムにそんな恐ろしい性質があるとは。 知らぬこととはいえ、ちょっと驚いてしまいました。 よく輪ゴムを放置しておくと溶けてしまいねちゃねちゃ としてそこら中にこびりついて取れないというのは 経験したことがあるのですが、ひょっとするとこれも 可塑剤同士の融合というものからなっているのかも。 みなさんも、消しゴムの類の取り扱いにはぜひとも ご注意下さいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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