灰色の空のむこうには…

連日最高気温を記録しそうな暑さが続く中、いかが
お過ごしでしょうか？ここ数日の日中の暑さは異常
なくらいに息苦しく、むわぁ～っとした空気が絡み
ついて汗がとめどなく流れてくるのが困りものですが、
熱中症にならないように気をつけないといけない時期
ですよね。以前、初めて熱中症と聞いたときはわき目
も見ずに何かに熱中しすぎて倒れてしまう病気かと
思っていた頃が懐かしい。僕が子供の頃はまだ根性論
が全盛の頃でしたからこんな暑さは気合で乗り切る
ものだという風潮があったものですが、最近の暑さは
そうも言ってられず、出来る限り身体に負担がかから
ないように自分で注意しないと本気モードで倒れて
しまうので要注意ですね。特にヒートアイランド現象
が輪をかけて気温の上昇に一役かっているというの
ですから都会のジャングル化も困りものです。僕と
してはふたりのアイランドを探したいものですが。

で、今日のこの猛暑ともいえる暑さによってダメージ
を受けたことがあります。それがお店回りのときに
使っている社用車に放置していたカバンの中。特に
金目のものが入っているわけでもないのでいつでも
車に放置しているのですが、他の人にとっては無用の
長物でも僕にとっては生活必需品が入っていたりします。
その１つが自宅から持ってきているお茶。毎日、ペット
ボトルにお茶を入れて家から持って会社に行っている
のですが、このお茶が数時間ほど炎天下の中に置いてた
車にあっただけである意味もうすぐ沸騰するのでは？
と思えるくらいの熱さになっていました。でもまぁ、
熱くなろうがあくまでもお茶はお茶なのでちょっと
くらい熱くなろうが良しとしましょう。そういえば、
かつての戦国武将である明智光秀はまだ豊臣秀吉の
茶坊主時代に、喉の渇きを訴えた秀吉に対して次第に
熱いお茶を出すことによって喉の渇きを潤したという
故事が残っているくらいですから、熱いお茶には
喉の渇きを癒してくれるものなのでしょう。それを
思い出したのでまだ我慢できたのですが、暑さの
ために我慢できなかったものが１つあったのです。

僕はいくつか常備薬を持っています。これがないと
かなり精神的に不安定になるくらいかかりっきりの
ものなのですが、その１つに目薬があるのです。僕の
目は乾燥しやすく、定期的に目薬を点したりするの
ですが、この目薬は一昔前に織田祐二氏がＣＭを
やってた往年の目薬で、点した後のあのヒンヤリと
した爽快感が好きで愛用していたりします。で、
お店から出た後、ちょっと疲れ目になってた僕は
あの爽快感を味わって、「キタァーーーーッ！」と
叫ぼうと信号で止まったときに目薬を点したら
思わず「アツゥーーーーーッ！」と叫んでしまい
ました。まさか目薬までお茶と同じように熱くなって
いるとは…。まったく想像だにしてなく油断していた
ので、運転席で大暴れしてしまいました。全然爽快に
なれなかったどころか逆に余計に疲れが増してしまう、
この暑さの思わぬ伏兵からの痛恨の一撃でした…。