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カテゴリ:本の話題
ひぐらしのなく頃に第一話~鬼隠し編~(上) 圭一くんに内緒や隠し事があるように、 …レナたちにだってあるんだよ? 昭和58年。のどかな雛見沢村に伝わる秘祭・綿流し に潜む決して犯してはならなかった禁忌に触れたとき、 転校生・前原圭一の“日常”は“非日常”に一瞬に して染まり、二度とは戻ることはない……!? 僕は結構マニアックなものやアンダーグランドなもの の作品が好きだったりして、これは面白いという噂を 聞くとついつい読んでみたくなったりします。それは ほとんどがゲームや映画や小説になったりするのですが、 どちらかというとメジャーな作品を読むよりもそういう 系統のものを読むほうが多いような。もちろんアタリ、 ハズレはかなりありますが、そうした中でもアタリに 出会ったときはとてもうれしくなってしまいます。 噂を聞いてから自分で調べてみてお金を払ってまで 見る価値がありという、そのような作業をするのは これはこれで楽しいものですし、誰も知らないような 物語を知っているというのはなかなか楽しいものです。 ただ、誰かに話しても理解されないというのがさびしい ですが。 そうした僕のカンピューターにだいぶ以前から気になって いた作品がこの「ひぐらしのなく頃に」です。同人ゲーム 時代から話題になっていたのは知っていたのですが、僕の へたれな性格がホラーは受け付けないということで少し 敬遠していましたし、同人ソフトというのはどこで買えば いいのかわからないというままに、ちょうどその頃に同じ ようなまだ無名だった同人作家である奈須きのこ氏の本の ほうがゲームよりもとっつきやすかったのでそちらのほう にはまってしまってました。その本というのがこの秋に 映画化される「空の境界」という作品で、また映画化前に この同人誌については読み直して感想でも書こうかと思って いるのですが。 話は逸れてしまいましたが、この「ひぐらしのなく頃に」。 第一話と銘打たれているようにまさに物語のオープニングと 言うべきイントロダクションな内容で、この物語を彩る登場 人物たちの魅力を余すことなく伝えているものでした。僕は 勘違いしていたのですが、この「ひぐらしのなく頃に」と いうのは何編か出ているので1編完結ものかと思っていたら どれも続きものだったんですね。それほど広大なストーリー なのだから第一話から物語のすべてがわかることなんてあり えるはずもなく、これからどのように展開していくのかが 楽しみなのですが、一話目からして平穏な日常が音を立てて 崩れていくような危うさを感じさせるストーリーはなかなか グッドでした。これからどのように非日常な世界へと突き 進んでいくのが、次巻からの展開が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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