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カテゴリ:本の話題
銀河英雄伝説1 黎明篇 人は自分だけの星をつかむべきなのだ。 たとえどのような兇星であっても……。 銀河系に一大王朝を築きあげた帝国と、民主主義を 掲げる自由惑星同盟が繰り広げる飽くなき闘争の なか、若き帝国の将“常勝の天才”ラインハルト・ フォン・ローエングラムと、同盟が誇る不世出の 軍略家“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーは相まみ えた。この二人の智将の邂逅が、のちに銀河系の 命運を大きく揺るがすことになる。 僕の会社の先輩であるアクティブ先輩から借りた本で、 勧められるままに読み始めた本だったのですが、読み 進めるうちにその面白さに次第にはまっていってしまい ました。ラインハルトとヤンの立ち位置の違いもさる ことながら、世界観や戦術・戦略なども本格的、さらに 物語を彩る魅力的な登場人物など、どちらかと言うと 「銀河英雄伝説」にはシリアスというイメージがあった のですが、そんなに格式ばったものではなく読みやすい 展開だったのでとてもこれからの展開が楽しみです。 この巻は黎明篇というだけあって、これからメインと なっていくキャラクターたちのお披露目やラインハルト、 そしてヤンの軍人としてのスタンスと英雄となるべく 端緒を描いただけですべてを語りつくしたといえる ものではない始まりだったので、これからの歴史小説 ともいえる、この世界における二人がどう活躍していく のかが期待大ですね。 ちなみに上にも述べましたが、僕がこの作品にシリアス という印象を持っていたのは、まだ学生の時に読んでいた 「無責任艦長」シリーズとの比較でのことです。あのC調な 感じの主人公の物語であるスペースオペラと比べると、 どうしてもこちらのほうは純文学というイメージが あったので、無責任シリーズが好きな僕には敷居が高い ように思えていたのですが、そんなことはなく何を 食わず嫌いで今まで読まなかったのかと残念に思えて 仕方ないくらいの面白い作品でした。あっちはあっち、 こっちはこっちでどちらも面白い作品ですから、ぜひ ともこの作品も完結まで読み進めたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.15 23:28:01
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