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2007.09.02
カテゴリ：本の話題
 銀河英雄伝説２ 野望篇 ……人間の能力には限界があるが、それでも 自分の器量の範囲で運命をうごかすことができる。 自由惑星同盟でクーデター勃発。叛徒鎮圧の命令が ヤンに下るが、首都を制圧したその首謀者は、彼が 篤く信頼を寄せていた人物だった。一方帝国でも、 皇帝崩御以降激化する貴族間の権力闘争の渦中に身を 置くラインハルトに、新たな試練が課されようと していた。不敗の魔術師と常勝の天才、二人の英雄の 決断が、銀河史に新たな波瀾を呼ぶ。 今さらながらですが、僕の中でマイブーム中である 「銀河英雄伝説」の第２巻をようやく読み終えること が出来ました。第１巻は第１巻で面白かったのですが、 どうしても主人公となる２人の英雄の人となりを説明 するようなプロローグ的な要素が強く、そしてこの 第２巻ではお互いの主人公がその国での地位を磐石に 固めていくという過程が描かれています。どこの馬の 骨ともわからない人物を焦点に描くよりも、どちらも ライバルとして国家の重責を担う立場から物語を描く ほうが盛り上がるってもんですからね。起承転結で いうと、承の部分にあたる物語でしたが、それでも かなり楽しんで読むことが出来ました。いよいよ、 舞台は整えられ、役者は揃ったという感じです。 帝国側で意外な人物が早くも脱落したのには驚いて しまいましたが、その痛手を乗り越えてこれから いかなる戦いが繰り広げられるか、次巻からの本格的 な戦争への突入が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007.09.15 23:27:16
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