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銀河英雄伝説3 雌伏篇 まあ、なかなか思いどおりにはいかないものさ。 自分の人生も他人の人生も…… 亡き親友との銀河の覇者となる約束を果すべく決意 を新たにしたラインハルトに、イゼルローン攻略の ための大計が献じられた。その裏で暗躍する第三 勢力フェザーンの狙いとは。一方、ユリアンの初陣 からの帰還に安堵する間もなく、ヤンは査問会に 召喚され、同盟首都に向かう。だがその隙を衝く ようにイゼルローンの眼前に帝国軍要塞が出現。 巨大要塞同士の戦いの火蓋が切られた。 二人の英雄がそれぞれの立場から苦悩を抱えながらも 国を背負う立場として活躍する「銀河英雄伝説」も 3巻目を迎え、主だった登場人物たちの人とナリも ようやくわかるようになりますます楽しんで読むこと が出来ました。ただ、覇道を一直線に突き進んでいく ラインハルトとは対照的に、紆余曲折しながらも今 ある駒を最大限に活用しながら乗り越えていくヤン の姿が、いかにも人間らしくどうしてもヤンの場面 のほうが個性豊かな幕僚たちも多く親近感を感じて しまうのは仕方のないことなのかもしれません。 この巻では停滞していた流れが再び動き出したと いうのだけでなく、第三勢力として暗躍し続ける フェザーンが次第に台頭してくる過程を克明に記録 しているという点でも、とても興味深く読み終える ことが出来、新たな展開を迎えるであろう次巻から のストーリーがとても楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.15 23:45:14
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