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テーマ:DVD映画鑑賞(14219)
カテゴリ:映画な話
デジャヴ 秘密を打ち明けて 相手が信じなかったら? 500人以上もの犠牲者を出した凄惨なフェリー爆破 事件が発生する。捜査を開始したATF捜査官ダグ・ カーリンは、その的確な捜査能力を買われ、FBIの 特別捜査班への協力を要請される。彼は政府が極秘に 開発した“タイム・ウィンドウ”と呼ばれる映像装置 を見せられる。それは、過去の特定のエリアを自由に 見ることが出来る驚くべき監視システムだった。ただし、 この装置には現在から“4日と6時間前”の映像を リアルタイムで再生することしかできなかった。事件に 関係ある場所を確実にスキャンするためにダグの判断力 が求められたのだ。そして、事件直後に遺体が発見 された女性クレアが鍵を握っていると確信したダグは、 この装置で彼女の自宅を映し出し、4日と6時間前の 生きていた彼女を目にするのだった…。 さすがデンゼル・ワシントンが主役を張っている映画 だけあって、とても面白い映画でした。ストーキング…、 もとい監視サスペンスから一転してSFへといきなり ジャンルが変わるのには驚かされましたが、それでも 一人の人生をわずかでも垣間見ることによって他人の ような気がしなくなるのは人情というものですからね。 ちょっと荒唐無稽なところもありましたが、それは ストーリーの面白さで問題なしです。何より、劇中 デンゼル・ワシントンが語った言葉、 だが俺はいつも犯行後に ホシを捕まえてきた 一度でいいから 犯行前に挙げたいんだよ! というのが胸に突き刺さる思いでした。それにしても ホシである爆破犯を挙げたときの取調べでは、何かを 暗示するようなことを犯人が言っていたので、もう 一波乱どこかに爆弾を仕掛けてるのかと思ったのです が、そこまで話を広げるとクレアの存在がボケてしまう ので仕方ないのかもしれませんね。もう少し捜査の 観点から物語を見たかった気もします。 そういえば、この映画はタイムパラドックスが指摘 されていて評価をかなり落としているというのを聞き ましたが、僕の中ではこの映画でそこの辺りの事情 は解決されていると思います。途中に説明があった ように時間という本流に対して支流を作ろうとする 動きは可能で、それは細波程度のものしかないと ありましたが過去が変わることで現在もその流れに 変わっていくというのがあり、クレアが助かり爆破 を阻止できた時点でもともとの未来というのは新たな ものへと変わったのでしょう。たぶん、この事件解明 の捜索でも未来から来たデンゼル・ワシントンは発見 されなかったと思います。ご都合主義かもしれませんが、 ある意味SFとは科学がこうであると仮説を立てて いるものである以上は、実証されてないからこそ SFなものであって物語がこういうスタンスで描かれて いるのでしたら、細かい指摘ですべてを酷評すると いうのは少し残念だなぁと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.07 13:05:17
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