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テーマ:DVD映画鑑賞(14218)
カテゴリ:映画な話
悪魔の手毬唄 すべてを疑ってみることから捜査は 始まるというのがあなたの持論だった はずでしょう 文明社会から隔離され、古い因習がいまも力を持つ 鬼首村。村に伝わる手毬唄。その歌詞に見立てた 殺人事件が発生する。事件解決を依頼された金田一 耕助。やがて、事件の背後に村を二分する二大勢力、 由良家と仁礼家の存在が浮かび上がってくる。金田一 は真犯人を見つけ出すため、失われた手毬唄の秘密を 追う…。 ふとこの映画を見てて思ったのですが、僕がまだ 中学生の頃に流行っていたマンガ「金田一少年の 事件簿」という、この金田一耕助の孫という設定の 金田一一という高校生が事件を解決していくという のがあったのですが、いつも読んでいてストーリー は面白いながらも納得いかなかったところがあり ました。それは犯人の動機と人間関係。いつも、 それまでの物語の流れで描かれていない部分が事件 解決の糸口になっていて、その部分がポイントに なり変化球で事件を解決するというものだったの ですが、まさしくそれはこの金田一シリーズの流れ を組んでいるんだなぁと思いました。というか、この 事件解決のきっかけもすべてを明かすことなくラスト で明らかになっていき、とても犯人じゃないような 人物が犯人というもの。いや、決して面白くない わけじゃないのですが、ほとんどのミステリーって 途中で犯人がわかったりしてどう追い詰められていく のかをこいつが犯人かなと思いながらドキドキして 見るものなのに、金田一シリーズにはまったくそれが ないのが残念なところかなと。しかし、物語は表面 にしか見えていない以上に根深いところが事件の 根幹となっていて、この映画もすごく練り上げられて いるというのはとても面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.27 17:27:46
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