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テーマ:DVD映画鑑賞(14217)
カテゴリ:映画な話
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション 「ギフト包装は?」 「いや私のための本だ」 1984年、壁崩壊前の東ベルリン。国家保安省 (シュタージ)の局員ヴィースラー大尉は国家に 忠誠を誓う真面目で優秀な男。ある日彼は、反体制 的疑いのある劇作家ドライマンとその同棲相手の 舞台女優クリスタを監視し、反体制の証拠を掴む よう命じられる。さっそくドライマンのアパート には盗聴器が仕掛けられ、ヴィースラーは徹底した 監視を開始する。しかし、音楽や文学を語り合い、 深く愛し合う彼らの世界にヴィースラーは知らず 知らずのうちに共鳴していくのだった。そして、 ドライマンがピアノで弾いた“善き人のための ソナタ”という曲を耳にした時、ヴィースラーの 心は激しく揺さぶられてしまうのだった…。 旧東ドイツの恐怖の象徴でもある秘密警察の国家 保安省、通称シュタージの局員を主人公にした 映画ということで、特殊部隊絡みの話に興味深々 な僕としては要チェックだとレンタルしてきた のですが、想像以上に素晴らしい映画でした。 海外の映画を見て日本人の感性にぴったりとくる 余韻の味わえるとは驚きでした。画面の端々から 伝わってくる旧東ドイツの実情もさることながら、 国家への忠誠や自分の人生の価値観を逆転させる ような、新たな自分に目覚めた大尉。特にラストが 秀逸で、これ以上にない素晴らしい結末で終わる 最高の映画であったと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.03 18:54:27
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