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テーマ:心のままに独り言(8843)
カテゴリ:ひとり言…
僕たちの目の前には砂の数ほどの無数の選択肢
があります。そんな数限りなくある選択肢の中 から一粒の砂を選び続けることで、後ろを振り 返ると人生と思い出という一本の道が長く伸び ているのですが、前を向くと先は暗くまさに 手探りの状態です。未来は星の数ほど輝きが 瞬いていますが、自分の選択によってそこに 至ることが出来るかは誰にもわかりません。 事実はひとつしかないですが、真実は人の 数だけ存在し、それぞれが目指す理想は夢の 数だけあるからです。個人にとっては希望の 結末であろうとも他人にとっては…。そうした 数々の思惑が重なりながらも、歴史は日々 紡がれ時間は誰にも等しく流れていきます。 そんな幾つもの可能性があるのに、どうしても あの日あの時あの場所で…、ということを思わ ざるを得ないときがあります。すでに定まって しまったどうしようもない現実の壁に押し潰さ れてしまいながらも、このような結末に至って しまった道程を振り返るとやるせない気分に なってしまいます。自分にほんの一粒の勇気が あれば今頃は違ったことになっていたのかもと 思えど、既に示された道は変えることが出来ず、 明日をも見えない暗い谷底に囚われて歩みを 止めてしまいそうになります。しかし、時は 残酷なものでいくら打ちひしがれて立ち上がれ なくても歩みを止めることを許さず、砂の中 から選択させることを余儀なく続けます。 僕は今まで何度も道が途切れそうになることが ありましたが、まだこうして歩き続けている のが不思議なくらいです。僕にとって輝きは友 ではなく憧れでしかないのですが、今まで自分が 取ったのと違った過去の選択肢の中からその輝き に身を置けていたことを想像せずにはいられ ません。僕のささやかな希望は雑草のように踏み 潰されようとも、それでも空を目指さずにはいら れないものです。出会うのが遅すぎたにも関らず 僕に翼をくれた思いを噛み締め、選択次第では友と して歩めるはずだった輝きにまどろみながら、 頭上に数限りなく広がる星たちを仰ぎ見つつ、漆黒 に染め上げられていてもきらりと光るその中から 僕だけの輝きを探していきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.11 18:52:18
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