灰色の空のむこうには…

僕は仕事でお店回りという営業の仕事をして
いますが、基本的にはあまり予定を入れないで
仕事をしています。よっぽど次に来るときに
何かしようとか、何かしないととかいうことが
あればお店の人に次はいつ来るということは
ありますが、そのほとんどが何日までにとか
週の前半やら来週中というような返事にして
います。日取りを決めないといけないときは
きっちり決めますが。というのも、最近は少なく
なりましたが、いつ何時突発的な事態が起こる
かわからないですし、その大至急の用事が出来た
ときに約束しているお店に行けなくなれば迷惑
かける上に、お店の人も自分のところよりも
よそのお店を優先したと思う人が中にはいる
からです。と、いうわけで僕の中では毎週ある
程度の段取りを組んで仕事をしているのですが、
お店の人には次はいつ来るのかということを
伝えずに根無し草のように巡店してたりします。

で、今日もいつものようにお店回りをしていた
のですが、最後に寄ったお店で僕が顔を見せると
お店の人が僕の顔を見るなりいきなり、ホンマに
来たとか言うではないですか！先にも述べました
ように次にいつ行くかなんてお店の人には言わ
ないけれど、だいたいパターンがあるのでそう
言われたのかなと思ったのですが、そのホンマに
来たとか言ったお店の人にどうしてわかったのか
と尋ねると、どうやら今日休みだったにも関らず
午前中だけ出勤してきてた店長が、今日くらいに
しまちゃんが来るだろうから、もし来たら先に
帰ったと伝えておいてくれと言い残して帰ったそう
です…。って、僕の性格読まれてるし。先週までは
ばたばたしてたので、そのお店には変則的にしか
行ってなかったので、パターンを読まれるはずも
ないのですし、今まで担当していて４年ほどになり
ますが、そのようなことは言われたことないのですが、
まさか初めて言われたときにハマってしまうとは。
違った意味で僕は期待を裏切らない男ですねぇ～と
思ってしまいました。

で、それをお店の人から聞かされて、思わず店長に
予想的中でお店に来ちゃいました♪とメールを
しようと思ったのですが、携帯を手に持ってふと
我に返り送信するのを止めました。というのもその
店長、自分がいないときに僕が行ったと知ったら、
オレのいないときを狙って来たな！といじられちゃい
ますから。触らぬ神に祟りなしというわけで、そこは
期待に応えなかったということで。