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テーマ:DVD映画鑑賞(14217)
カテゴリ:映画な話
春の雪 罪を犯している私たちに いい来世は訪れないでしょうね けれど どんなものに生まれ変わっても 私は必ずあなたを見つけ出します きっと… 大正初期。幼なじみの2人、侯爵家の嫡子・松枝 清顕と伯爵家の令嬢・綾倉聡子は、いつの頃からか、 互いに淡い恋心を抱くようになる。しかしやがて 聡子に宮家の洞院宮治典王との縁談話が持ち上がる。 困惑する聡子だったが、冷たい態度をとる清顕に 失望し、ついに縁談を承諾するのだった。ところが、 いざ婚約が正式に決まると、清顕は初めて聡子への 愛の深さを自覚するのだった。一転して激しく聡子 を求める清顕に、聡子の心も大きく揺れ動く…。 僕がまだ学生の頃、三島由紀夫氏の作品に興味を 惹かれ、この小説版も手に取ったのですが、あまり の難しさに挫折してしまったのですが、映画版が 公開されたということもあり、再び興味が湧いて レンタルしてきました。う~ん、こんな感じの 小説だったかな?と思いながらも、美しい世界に 浸っていたわけなのですが、難を言わせてもらえば どうも清顕に共感が出来なかったのが惜しすぎる 部分です。前半はただのわがまま貴族のボンボン という感が強すぎ、どうして聡子がそこまで慕った のか意味不明。ただの幼なじみだけではああも ならないと思うのですが、屈折した人生になるに 至った描写があればもっと清顕に感情移入出来た ような。中盤以降は素晴らしい出来だっただけに すごくもったいない気がした作品です。確かこの 「豊饒の海」シリーズは4部作あったと思うので、 ぜひとも続編の製作決定を期待したいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.18 15:16:49
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