灰色の空のむこうには…

昨晩から関節が痛くておかしいなぁ～と思いつつ、
今朝起きてもやっぱり調子が悪かったのでこれは
ヤバイかもと体温計で測ってみると自分でも驚き
の３８度オーバーでした。昨日は普通に仕事をして
帰ってきて晩御飯を食べたところまでは何とも
なかったのに…、と思いながら体温計を見て余計に
症状が重くなった気がした僕は自宅に備蓄されて
いるであろう風邪薬を探すとこれが壊滅状態。って、
なんでこんなときに限って、うちに風邪薬はない
んだぁ～！僕の身体中には悪寒が走りまくっている
のに、うちのおかんは近くの小学校でハーモニカの
ボランティアとか言って準備で家の中を走りまくって
いるし。連休の間だから病院に行くのも微妙ですし、
頭がくらくらするので動くのは危険だと感じた僕は
とりあえず昼までに終わると聞いたので、母親に帰りに
風邪薬を買ってきてもらうことにして安静にして
ました。

普段は極端に睡眠時間が少なく過ごしているので、
こういうときこそ寝貯めするチャンスとか思っていた
のですが、なかなかそうはいかないものですね。地味
に頭が沸騰状態でなかなか寝付けなかったです。意識
のあるままに寝転がるのは意外と体力がいるもので、
ぼ～っとしながらもなんか空も飛べるんじゃないかと
いう錯覚を覚えながら暴れそうになるのを抑えるのに
ちょっと必死でした。多少は訳のわからないことを
叫んでいたかもしれませんが。で、昼過ぎになって
ようやく薬をゲットしたのですが、布団を３枚かぶり
さらにはあんかまで抱えて寝ていたのに異常なくらい
汗をかかない。ようやく汗をかいたなぁと思えたのが
１５時過ぎで、しかも意識のあるままの就寝だったので
余計に体力を使ったような。それから１時間ごとに
着替えをして１８時前にはようやく頭もしっかりして
ギブミーチョコレートと甘いものをむしゃぼり食べたく
なったのですが、なぜか大人のビターチョコしかなく
１口食べてがっかりしてしまったのですが、身体的
には軽くなったので治ったかと思い体温計で再トライ
してみるとなぜか熱はまだ３７度後半。身体が動か
ないときはおとなしくしてれるのですが、身体が動く
分にはじっとしてるのはもったいないと思いながらも
明日は仕事ということで風邪薬を飲みまくりながら
じっとしていたのですが…。

で、こうしてぬぉ～とかむきぃ～とかうなりながら
朦朧とした意識の中で１日を過ごしていたのですが、
僕の携帯は容赦がないもので僕の都合とは関係なしに
日常のことを知らせてくれていたのでとても不思議な
感じがしました。さすがにスルーしましたが、僕の
担当しているお店から電話がかかってきたり、迷惑
メールが何十件もあったり、会社の人からメールが
あったり、意表をつかれたのが海外旅行している人
からもメールがありました。高熱という非日常の瞬間
を過ごしている僕には何だかそんな日常の出来事も
遠い世界の話のように思えてきて、この携帯の画面の
中だけの違う世界が詰まっているんじゃないかなと
いう気がしました。普段の休みの日に家に引きこもって
いるときにはまったくそうは思わないのに、こういう
ときにそんな違和感を感じてしまうってのも不思議
なものですが、自分の知らない別次元の世界がある
のか、もしくは自分が世界からとり残されてしまった
のかという気がして傍観者という新たな発見をした気分
になれました。