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カテゴリ:本の話題
ひぐらしのなく頃に第三話~崇殺し編~(上) どうしてこれほどまでに俺は、 ……いや、俺たちは無力なんだろう…。 昭和58年。平和な雛見沢村で、毎日の“部活” に興じる前原圭一と仲間たち。だが、何も知らず 無邪気に楽しんでいたのは、彼ひとりだけだった。 “トラップマスター”北条沙都子の日常に暗い影 を落とす存在――両親の死、兄・悟史の失踪、名前 だけの“保護者”、そして……。彼女の未来を 悲劇にしないために、圭一は抗う!! ひぐらしシリーズもいよいよ第三話に突入。これ までも二話上下巻と4冊読み進めてきたおかげで、 新しい話の上巻を読むとなるとまた綿流しの祭り を中心とした時間軸で違った視点からの別世界が 語られるのかと思いながらこの本を手に取ると、 表紙には北条沙都子のイラストが。う~ん、今まで の印象からあまり沙都子にはいいイメージがない んだけどなぁ~と思いつつも物語を読んでいくと 驚きの展開でした。先にも述べたようにかつての 物語ではヒロインやエピソードは違えども綿流しの 祭りを主体に物語が展開していたのに、今度の 話ではどちらかというと沙都子というヒロインを 主体に綿流しの祭りは味付け程度のものとして 描かれているではないですか。しかも、今までは うやむやにされていた沙都子の身の上が明らかに なるにつれ、とても心を打たれるシーンの連続。 ここまできて、なおかつこれほどのめりこませる 物語にはとても驚かされてしまいました。物語は 沙都子の受難を解決するべく賽が投げられたところ で終わりましたが、これがどのようになるのか。 次巻の展開にぜひとも期待です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.05 21:14:34
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