灰色の空のむこうには…

24-TWENTY FOUR- シーズン4 DVDコレクターズBOX


バウアーは国を守る男だ


シーズン３が終了して引き続きシーズン４を見始め
てからおよそ半年、ようやく最後まで見ることが
出来ました。っていうか、隔週に１本ずつの発売
はさすがに長すぎです。今ではもう前半がどのような
ストーリーだったのかさすがにうっすらとしか覚えて
いないのですが、これまでのシーズンと大きく違う
のはトラブルメーカーのキムが出てこなかったのが
しっくり見ることが出来たと思います。というか、
全体的に見て前シーズンから放送はどれくらいして
から今シーズンがテレビで放送されたかはわからない
のですが、今回のシーズンはファン感謝祭みたいな
大判振る舞いなところが端々に見受けられたので、
ずっと見続けてる僕にとっては楽しいものでした。

ＣＴＵを退職したジャックが復活する下りや、密か
にファンのクロエの活躍、そしてトニーとミッシェル
の関係に、忘れてはいけないのはパーマー元大統領と
シークレット・サービスのピアースにマイクなど
これは見逃せないという人物たちが目白押しだった
ような。前半のキナ臭い展開から大きく国政を動かす
までに至るテロに対するジャックたちの活躍は回を
追うごとに満足のいくものでした。う～ん、カッコ
いい。まぁ、今シーズンの一番の見所はテロの防止
でもジャックの活躍でもなく、トニーとミッシェル
のぎくしゃくした関係からよりを戻すまでの過程
だと思うのは僕だけでしょうか？

それにしても、ジャックは公人としてはきっちりと
仕事をこなすのですが、私人としては報われない
不幸の星の下に生まれていると思えて仕方ないです。
トニーとの対比がそれをさらに浮き彫りにしている
ようで、見ていてどうしてそこまでと思えてくる
シーンもちらほら。だからこそ、パーマー元大統領
がこの上なく信頼する存在にまでなったかと思う
のですが、やっている行動があまりにも正しすぎる
ために敵を増やしていくその生き方は残酷なラスト
に飾られることを思うと、オードリーが言ったように
ジャックの居場所はこのＣＴＵにしかないのかも
しれません。そのジャックがＣＴＵを離れて次は
どこに行くのか、次のシーズンも目が話せないです。