灰色の空のむこうには…

僕は意外とお茶が好きです。仕事をするように
なってコーヒーを飲めるようになりましたが、
学生時代はいつでも紅茶を飲んでいました。
正確にいうと、紅茶は紅茶でもミルクティー
ですが。ただ、本来はお茶のほうが好きなの
ですが、自販機でお茶をわざわざお金を出して
買うのはもったいない気がするのと、冷めても
おいしいのは紅茶だというだけで、紅茶を
飲んでたりしました。本当のことをいうと
熱いお茶とかおいしいと思うのですが、実を
いうと僕は猫舌でして…。それでお茶から
冷えてもおいしい紅茶に嗜好が変わってしまい
ました。

そんな僕ですが、今日お店の応援に行ったとき
に自販機でおいしそうなお茶を見つけました。
その名も、「梅こんぶ茶」。梅もこんぶも僕は
好きですし、子供の頃によく梅こぶ茶を飲んでた
記憶があるのでついついそのネーミングに惹かれ
買うことにしました。ペットボトルのラベルを
見ると梅も昆布も塩も天然のものを使っており、
健康志向の人におすすめみたいな感じでこれは
期待できるかもと思って飲んでみると…。

………、薄かった…。なぜ？僕の梅こぶ茶の記憶
ではほのかな梅とこんぶの香りに塩味がほどよく
ブレンドされたものだったのに。確かに減塩で
健康にはいいのかもしれませんが、記憶の味の
ほうがインパクトに残っていてそのギャップに
驚かされてしまいました。むしろ、飲んでて力が
抜ける感じです。好みの問題があるかと思いますが、
僕がこれを飲むとなると塩が必要な。いや、自販機
で飲み物を買う人間が塩を持ち歩くわけないですし。
でも、考えてみますとこれがオトナの味なのかも
しれないですね。年を取るごとに趣味嗜好が変わる
と言いますが、僕にはまだこの味は早かったです。
う～ん、ロマンスグレイなダンディー中年への道は
まだ先が長そうです。