灰色の空のむこうには…

今日もいつものように仕事でお店回りをしていた
ときのこと、運転中に聞いているラジオのＣＭで
ちょっと興味深いことがちらっと耳に入ってきま
した。いや、何のＣＭだったかはまったく聞いて
いなかったのですが、何でも１９７１年に人類
史上初の月面でスポーツを行ったとか何とか。
そんなこと聞いたことがないなぁ～と思った僕は、
そのことについて調べると、確かに１９７１年に
アポロ１４号が月面でスポーツをやっていました。
特製の折りたたみ式の６番アイアンを使ってゴルフ
ボールを打ったり、スコップを使ってやり投げを
行うという「月面オリンピック」を行ったとか。
ちなみにアイアンで打ったゴルフボールは何マイル
も飛んでいったとかで、何だかすごく楽しそうな
光景が目に浮かぶようです。

僕の頭の片隅にある知識なので定かではないですが、
確か月の重力というのは地球の６分の１しかない
はずです。ということはつまり、地球人が月に行く
となると、単純に考えても地球より６倍ほど身体
能力が上がるわけで、動きにくい宇宙服を着ていて
ゴルフボールを打ったとしても何マイルもかっ飛ば
せるのも不思議ではないかなと。後の計算ではざっと
２００～４００ヤードほど飛んだとかいう話ですが、
６番アイアンでそれくらい飛ぶのでしたらドライバー
になるとどれくらい飛ぶのか試してほしいものです。
そこでふと疑問に思ったのは、月の引力圏内って
どれくらいまでだろうということ。地球に比べると
小さいといっても、月なのでかなりの大きさはある
はずですからそれなりに引力はあると思うのですが、
地球に比べて６倍のパワーを発揮できるとなると
アイアンで思いっきり打ち上げると何だか月の引力
圏内を越えられそうな気がしませんか？いや、別に
アイアンでなくてもいいのですが。

となると、月の引力圏内を離れたボールはそのまま
慣性の法則に従って、何かにぶつかるまで同じ速度
で進み続けることになるのですから、ひょっとすると
月から何かを投げて地球にまで届くのって可能なの
では？まぁ、地球に届いたとして大気圏の摩擦熱で
燃え尽きてしまうと思いますが、それでも月から
飛ばしたものが地球にまで届くってのを考えると
そこはかとなくロマンを感じたりしませんか？もし、
宇宙旅行がお手軽パックな値段までなったとしたら、
月面から地球を狙うスポーツなり競技なりがあったら
いいなと思うのは僕だけでしょうか？月も地球も
自転をしながら公転をしているので同じところには
いないわけで、そんな公転速度を考えつつ月から
地球を狙って何日もその軌跡を追う競技っていう
のはカーリングよりよほど難易度が高く、かつ途中
で計算角度などの解説が入ったりして面白そうに
思えるのは僕だけでしょうか？まず月の引力圏内を
突破するのが問題なのかもしれませんが、そんな
競技があったとしたらぜひ見てみたいですし、やって
みたいなぁと思います。って、ラジオで聞いた月面
スポーツの話題を聞いただけでここまで妄想する
僕っていったい…。