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カテゴリ:本の話題
同じ出版社からの発売だというのに、次号が
楽しみで待ち遠しい「24」は隔週にも関わ らずこちらは毎週発売されることになぜか 無常を感じてしまう今日この頃の「歴史の ミステリー」。今回のトピックスは、 ○桶狭間の戦いは奇襲だったのか? ○南北戦争は奴隷解放のための戦いだった のか? ○マチュ・ピチュ(ペルー) ○恐竜と人間は共存していた!? ○『泣く女』パブロ・ピカソ ○菅原道真飛梅伝説 ○紀元前2000~101年 ○谷豊 というものでした。今回は前半の歴史検証 ファイルはとても読み応えがあったので なかなか満足でした。他にもマチュ・ピチュ も興味深かったですし、ピカソの話やマレー のハリマオの話も良かったです。まさか、 桶狭間の奇襲作戦はある意味ではでっち あげの話というのには驚かされたのですが、 それよりも驚いたのが、南北戦争の話です。 「人民の、人民による、人民のための政治」 という言葉で有名な偉大な大統領とされる リンカーン。確かに僕らは北部の人たちが 南部の非人道的な奴隷制度に反対して戦った とも思える南北戦争なのですが、どうして いまだにアメリカでは黒人の差別があるのか と思ってた謎が何となく理解できました。 リンカーンは本当の意味では奴隷、むしろ 黒人を解放していなかったのですね。それは このファイルに語られるリンカーンの言葉の 端々に表れているのですが、ある意味では これらが語られることなく美談の話だけが 知れ渡っているというのも、板垣死すとも 自由は死せずと叫んだことに近い捏造と 言っても過言ではないのではないでしょうか。 本当の意味で黒人差別の禁止が法律で可決 されたのが、南北戦争の終結から99年後の ことというところにこそ、アメリカの民主 主義が誰にとっての自由を物語っているのか を見て取ることが出来る記事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.19 22:54:20
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