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カテゴリ:本の話題
なかば読むスピードがマイペースとなりつつ
ある「歴史のミステリー」の第11号をよう やく読み終えました。この号が発売された のが4月1日のことで、週間で発売されるこの シリーズはまったなし状態でさくさくっと 続巻も発売されてたりして、そのうち僕が次 の巻を買おうとすると売り切れたりして…、 と考えながら、今号のトピックスです。 ○徳川8代“暴れん坊将軍”誕生の真相 ○黄金の国「ジパング」はどこに存在したのか? ○大平山元遺跡(日本) ○『風林火山』の山本勘助は架空の人物だった!? ○『モナ・リザ』レオナルド・ダ・ヴィンチ ○河童伝説 ○紀元151~200年 ○エリオット・ネス 今号の歴史検証ファイルという項目である前半 2つの内容は意外性が多くてなかなか面白かった です。山本勘助の話はどこかでちらっと聞いた ことがあったのでそんなに目新しいものでは なかったのですが、『モナ・リザ』の謎や各地 で伝えられている河童伝説もかなり面白く、今号 はなかなか満足いくものでした。どれもこれも 魅力的な項目でしたが、その中でもあえて僕は エリオット・ネスという人物について書いて みようと思います。 僕はこの号を読むまでエリオット・ネスなる人物 が何をしたのかまったく知らなかったのですが、 この項目を読んで誰もが知っているような有名な ことをした人だったのに驚きました。アメリカ 禁酒法時代に酒の密造・密売により巨万の富を 得たアル・カポネの逮捕に大きく貢献したのが、 このエリオット・ネスが所属した捜査チームだった ということです。僕は「アンタッチャブル」の ことを「触れてはいけないもの」という意味合い でアル・カポネらアウトロー集団のことを意味して いるものと思ってたのですが、実際は脅迫に屈せず 賄賂も通じない「清廉潔白・買収不能」という意味 で使われていたとはちょっと発見でした。で、この 彼らの組織名がそのまま映画化されたのが、有名な 「アンタッチャブル」というものですが、それは このエリオット・ネスが後年になりカポネを追い 詰めた経緯を自叙伝として書いたものが原作と なったのですが、実はこれはフィクションだった のだそうです。ネスは当時財務省の執行官として 密造酒を摘発する多くの証拠を集めていたのですが、 これはあくまでも起訴材料になっただけで決定的な ものは何一つとしてなかったとか。それでこのネス という人物をネットで調べてみると、確かにネスは 財務局の捜査官として紹介されていますが、所属 しているのが酒類取締局になっていて納得しました。 確かアル・カポネは脱税容疑で検挙されていたので、 国税庁の捜査が決定的になったということです。ここ まで有名な映画にも関わらず、こうしたミステリー があるとは、ほんと事実は小説よりも奇なりとは よく言ったものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.20 16:32:33
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