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カテゴリ:本の話題
ひぐらしのなく頃に解第三話~皆殺し編~(下) ……いや、奇跡じゃないんだよな。 奇跡はみんなの力を合わせれば起こせる、その程度 のものなんだ。 昭和五十八年六月、雛見沢村に北条沙都子を虐待して いた叔父・鉄平が舞い戻る!再び繰り返されようとする “祟殺し”の悲劇。前原圭一たち部活メンバーは、沙都子 を救うために雛見沢全体を巻き込み、児童相談所を動かし 運命に抗い続ける。奇跡を起こし、終わりのない“昭和 五十八年六月”を乗り越えるために――。しかしその裏側 では、すべての希望を打ち砕く巨大な陰謀が蠢きはじめて いた……!? ようやく解答編も第三話が終了したことにより、雛見沢村 にまつわる謎のすべてのほとんどが明らかにされました。 問題編を読む限りではただの猟奇サスペンス色の強い物語 でしかなかったのですが、解答編を読み進めていくにつれ その認識が180度変わった作品というのも珍しいもの だと思います。回を追うにつれ団結していく部活メンバー たち。初めは1人1人が手を取り合うだけのものでしたが、 この回ではとうとう村全体が1つにまとまり、沙都子の 問題を解決することで一丸となったと思います。そこに 至るまでの道のりは険しいものでしたが、前原圭一を筆頭 とする部活メンバーの努力により勝ち目の戦いに勝った ところなどはとても熱い物語だったと思います。 この世界を打ち破るには3つのルールがあり、その2つ目 まで突破したメンバーたちでしたが、最後の最後で力及ばず また物語は繰り返されることとなってしまいました。しかし、 3つ目のルールを打ち破るための最後の敵?はようやく姿 を現したので、次回こそ運命に負けることなく新たな未来を 勝ち取ってくれるものだと思います。この物語は定められた 運命にすら敢然と立ち向かう勇気ある若者たちの生き方が 描かれた物語だと、巻を追うごとに実感する素晴らしい作品 であると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.29 19:18:13
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