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テーマ:最近観た映画。(40152)
カテゴリ:映画な話
人生は素晴らしい 1918年、ニューオーリンズ。ある一組のカップルの 間に男の子が産まれる。しかし、その赤ん坊は80歳の 老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。ショックを 受けた男は困り果てた末、赤ん坊を老人養護施設に置き 去りにしてしまう。そして、施設を営む黒人女性クイニー に拾われた赤ん坊はベンジャミンと名付けられ、献身的 に育てられるのだった。成長するにつれ髪が増え、皺が 減り、車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の 人間とは逆に若返っていくベンジャミン。やがて少年期 を迎えた彼はある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女 デイジーと出会う。それは、これから様々な経験を積み 壮大な人生を歩んでいくベンジャミンにとって、今後 かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いだった…。 何て言うか、とても壮大なスケールの物語だったと思い ます。ある女性が持っていた日記に記されたベンジャミン の一生をエピソードごとに読み解いていくという物語 だったのですが、一人の一生というのはここまで輝いて いるのかと思えるものでした。テンポとしてはどちらか というと淡々としていて静かなものだったのですが、 年老いて生まれた赤ん坊が成長するにつれて若返っていく という数奇な人生ながらも、年を経るごとに経験して いくものは誰もが同じ通る道だということを感じました。 この映画を見て勇気付けられるのは、誰もが何かを始める のに遅いということはないということです。奇しくも、 この映画の主人公であるベンジャミンは肉体年齢が逆行 していく中で成長してきましたが、若かりし頃(劇中では 年老いてますが)に自分から飛び込んでいくことで得た 経験は珠玉のものだったのではないかと思います。 ちなみにうちの父親は、この映画のテレビCMを見て 80歳で生まれたのなら寿命が決まってるっていうのも 嫌なものだなぁ、みたいな夢もへったくれもないことを 言っていたのですが、そんな逆境を跳ね返すような夢の ある生き方をしたこのベンジャミンの一生を描いたこの 映画は素晴らしいものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.08 15:10:44
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