灰色の空のむこうには…

今朝、会社に出勤する前に何気なく朝のニュースを
見ていたのですが、ちょうどＣＭになったのでぼ～
っとテレビを眺めていますと熊本城のＣＭがやって
いました。

全国放送の朝の番組なのに、熊本城とはいえ地方の
ＣＭが入るのって珍しいなと思いながら見ていると、
最後に出てきた熊本城というテロップのところに
ちらっと見逃せない文字が！

「一口城主募集」とあったのですが、一口城主って
何？


僕も以前はよく競馬をしていたので、一口馬主という
制度は知っていまして、簡単に言うと競走馬１頭の
値段というのはとても高いもので、それを１人で買おう
と思えばとてもじゃないですが維持費の兼ね合いもあり
買えないものです。

しかし、その１頭を数人で分配してお金を払うことで
１人に対する負担を軽減することによって誰もが無理
なく競走馬の馬主になれる制度が一口馬主制度という
ものなのですが、ひょっとしてこの一口城主はその
制度に似たものなんでしょうか？

でもお城の城主の一口って一体？と思い、ホームページ
を調べてみると、あっさりとその答えが見つかりました。


何でも熊本城を復元するのに募金をしているのですが、
一万円以上の募金をした人を一口城主として、その
一口城主すべての人を対象に城主証を発行するとともに、
天守閣に芳名板を掲示するとか。

他にも城主パスポートなるものを発行して、一口につき
１年間の有効期限を設けるとか。

この一口城主制度によって募金金額としては７億円を
目指しているのだそうですが、この企画ってなかなか
面白そうだと思いませんか？


何より、自分の名前が熊本城の天守閣に掲示されるって
いうのは、熊本城が焼け落ちないかぎりずっと残ること
になるのでうれしいサービスかなと。

しかも一口にしろ、自分は城主の仲間入りが出来るって
ことは何だか熊本にも愛着が湧いてくるもので、これ
まで行ったことがないところであっても、もしこの機会
に募金をすれば行ってみたくなるというのが人情という
ものです。

その上、自分の名前が熊本城のどこかに書かれていると
なるとそれを探しに行くだけでも旅行する価値がある
ような。

今回の企画は２回目で１回目のときは何と１２億円の
募金が集まったそうなのですが、それもなかなか納得
いくものです。


僕も一口やってみようかな？



熊本城復元募金　新「一口城主制度」