灰色の空のむこうには…

バイオハザード


“今日　君の夢がすべて叶う”


近未来。巨大企業アンブレラ・コーポレーション
では“ハイブ”と呼ばれる地下の巨大研究施設で
秘密裏にバイオ兵器の研究を進めていた。しかし、
研究中のウィルスが何者かによって施設内に散布
されてしまう。ハイブを管理しているコンピュータ
は施設外への伝染を防ぐためハイブを完全閉鎖し
外部との接触を遮断してしまう。内部調査のため
ハイブに送り込まれた特殊部隊は、ハイブの出入り
口付近で倒れていたアリスを発見するが、彼女は
記憶を失っていた。アリスを知る一同は彼女を
帯同しハイブへ侵入するのだったが、そこには予想
を超える光景が広がっていた……。

人気ゲームソフトの映画化ということで、僕の周り
にもこのゲーム好きな人が多くてどんなストーリー
なのか、全くこのゲームをやったことがない人間と
しましてはとても楽しみにしていたのですが、少し
消化不良な映画でした。

というか、ストーリーがさっぱり見えてこないって
いうのが、明らかに盛り上がりに欠けたような。
ヒロインのアリスが記憶を失っていて、同じように
その世界のことがわからない視聴者の立場として
行動をしていくのですが、あまりにもこの世界の
手がかりが少ない上に、アリスがこれまでの脈絡も
なく強すぎるってどういうこと？な状態でした。
それにアリスの目的もわからないままだったので、
どうしてこの騒動が起きたのか、記憶を失くす前
のアリスの行動が不明すぎのような。

ラストのこれでいいのか？って終わり方は、調べて
みると続編はこのすぐ後の世界のことだそうなので、
初めから続編を意識して製作されていることだと
思うのですが、それにしてはあまりにも核心めいた
キーワードがなさすぎだったので、続編を見ると
それも解消されるのかもしれませんが、本作品だけ
ではよくわからないまま終わった感が微妙でした。