灰色の空のむこうには…

以前テレビ番組の感想として家電芸人さんのことを
書いたことがあるのですが、それを見て印象的だった
のは、キャッチフレーズというかコピーみたいな感じ
で商品の説明をしていたことです。

まぁ、「カーペンターズの歌声のような」というもの
でしたので商品的なものとは全然関係のないフレーズ
だったのですが、それでも不思議と印象に残る響きが
あったのでこういうもので商品を説明するのも面白い
かなと思い、いろいろと考えてみたのですがそれも
上手いこと思いつくわけもなく。

むむ～、どうしようかなと思っていたところ僕が通勤
で利用している地下鉄に、マナーアップ作戦の一環と
して標語みたいなのがありまして、それがちょうど
ことわざとか慣用句をもじったものになっていて、なら
こっちの路線で攻めてみようとしたのですが、これも
すぐには出来ずで困り果てたりしてました。


他に人の耳に残る上にインパクトのあるものはない
かなぁと思っていたところ、今月に新商品が出ると
いうことで提案書を作っていたときにどのように取り
組もうかなと考えていたらふと頭に浮かんだフレーズが。

それは全然商品のフレーズでも何でもなく、あみんの
「待つわ」の冒頭の一節でして、これをもじってみた
ところなんだかキレイにまとまってみたため、これで
いこうと思いました。

そう、僕はこの日記でもバレンタインデーのときには
恒例となってます替え歌を作ったりしているのを自分
で忘れていまして、この路線で攻めてみるのはどう
かなと。

で、ネットで「待つわ」の歌詞を検索して、それを元
に替え歌を作っていったのですが、お気楽な日常の
出来事を変えるのと違い、仕事関係となるとある程度
以上のおふざけはご法度かなと思い、悩むこと約３日を
かけてようやく完成。


この替え歌を提案書に記載して上司に見せると、意外と
好評価をいただいたので、うれしくなってその商品の
カテゴリーの担当の先輩にメールで送信すると、すぐ
さま僕のところまで来てくれて、その先輩もこれは面白い
と言ってくれました。

いや～、ここまでうけるとは思わなかったので良かった♪
と思いつつ、その先輩がいいものだからみんなにメール
しとくわと言ってくれたので、いつもその先輩にいろいろ
と僕の作ったものを送信したら同じ法人さん担当の人に
メールを送ってくれたりしてるのでいいですよと軽く
返事をすると、僕の提案書は全営業に送信されてるでは
ないですか！

って、シャレと掴みのために作ってみたものなだけに、
ここまで大げさなことになるとは思いもせず、後でいろ
いろな人からいじられるハメになってしまいましたぁ、
とほほ…。


こういうのって、得意先の人に見せるのは全然何とも思わ
ないのですが、改めて社内で見られるとかなりはずかしい
ものですねぇ。

懲りずに、他の新商品でも替え歌を作ろうとまだ画策して
いる僕も僕だったりするのですが。