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灰色の空のむこうには…

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2009.05.05
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カテゴリ:本の話題
空の境界(上).jpg


境界は不確かだ。定めるのは自分だという
のに、決めるのは外側になっている。なら
初めから境界なぞない。世界はすべて、
空っぽの境界でしきられている。だから
異常と正常を隔てる壁なんて社会にはない。



――――三月の終わり。
    雪の夜、僕は彼女に出会った。

 そして、長い昏睡から両儀式は目覚めた。後遺症と
して生まれた、物の死を視る眼。ナイフだけであらゆる
物を“殺す”事ができる力は、式を昏い世界へと誘って
いく。
 二年前の殺人鬼。浮遊する幽霊の群れ。物を視るだけ
で歪曲させる少女。人の死を蒐集する螺旋建築。数々の
怪異と式の魔眼が衝突する時、忘れられていた記憶が
蘇る―――。

この作品が映画化されたことで、もう一度読み返そうと
思っていたのですが、どこに片付けたのか思い出せずに
家の中をとっちらかしてようやく見つけることが出来た
のですが、この本に僕が出会ったのはまだ学生時代の頃
で作者の奈須きのこ氏もまだメジャーデビューしてない
ときのこと。たまたま本屋に入り、同人誌を賑わして
いる作者という触れ込みだったため手に取って読んだ
のですが、その筆力にはただただ圧倒されるだけでした
が、今読み返してもその力強さは凄まじいものがあり
ました。

時空列としては順序立てての展開にはなっていなくても、
このときの事件があるからこそ過去の事件も登場人物
たちの考え方から理解できるというように組み立てられて
おり、式と幹也が出会う怪異を追いながら奈須ワールド
の世界を俯瞰するという形式を取るこの物語は、全ての
元となりながらもそれを語る過程となっており、他の
奈須作品を知っていると違った角度からそれがわかると
いうもので、とても読み応えのあるものでした。



空の境界(上)





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Last updated  2009.05.06 22:30:57
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