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カテゴリ:本の話題
うん。君の視る未来は、きっと警告なんじゃない かな。こういうコトが起きるから、悔いのない よう頑張りなさいっていう。 ―私の世界は二つある。 どちらがどちらの影であるかなんて、 正直確かめることさえ忘れてしまった― この本自体はちょっと前に読み終えていたのですが、 ゴールデンウィークにこの本のオリジナル作品である 「空の境界」を読み返したので、ついでにこちらの ほうももう1度読み返してみました。本作はちょうど 「空の境界」の物語中のエピソード間に起きた事件を 題材にしていまして、オリジナルのほうにもこのとき のことがちょっと書かれていたりして、この作品を 知らなければちょっと何のことだかわからない箇所が あったりしたのでようやく納得がいったのを覚えて います。まぁ、僕の持ってる版では、ちょっと本作で 言及されていたのと違うところがあったのですが。 奈須作品というと、難しい専門用語や世界観が特徴で して、理解するまで時間がかかったりするものですが、 本作は192ページの比較的短い作品になっており、 2時間もあれば読み終えることが出来ます。だからと 言って内容が薄い訳でもなく、「空の境界」の世界観 をそのままに展開するサイドストーリー的なエピソード はとても面白く、未来視という異能力を持った2人の 人物をメインに語られる物語は、ラストでは思わず ほっと笑顔になれる爽やかな読後感は、かなり満足の いくものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.04 18:40:09
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