|
カテゴリ:映画な話
MWを手にした者は…
世界を変えられる 今週末に公開される映画「MW―ムウ―」のスピン オフ番組と言える前日談の本作を見ました。 まずもってこの映画の世界観を全然知らないながら 見た僕だったのですが、原作があの手塚治虫氏だと いうことを見終えた後に知ってびっくり。 まさか手塚治虫氏がこのような物語を書くという イメージがなかったので、物語の顛末よりもそっち のほうが意外性があったのですが…。 ストーリーとしては、主人公が目覚めると暗い部屋 の中で後ろ手に縛られており、目の前には赤と青の 拘束衣を着た男性が2人いて、結城なる人物が赤と 青のどちらかが主人公の本当の父親でどちらかが 主人公の家族を殺した男だと言います。 この結城に主人公の友人である女性も捕まっており、 その監禁場所には時限爆弾がセットされていて、この 2人のうちで主人公の家族を殺した男の拘束衣の色と 同じコードで爆弾も解除出来ると言い、家族を殺した 男を間違えずに殺すように言いつけ、拳銃とナイフ を置き結城は立ち去ります。 ナイフで自ら縛られた手を自由にした主人公は赤と 青の拘束衣を着せられた男にどちらが家族を殺した 男なのか聞きつつ、主人公がこの状況に陥った経緯 を回想とともに物語は展開していくというものです。 実際のところ、物語としては大変面白かったと思うの ですが、何やら盛り上がりに欠けたというのが正直な 感想です。 というのも、回想自体はよく出来ている面白いもの だったのですが、この拘束衣を着せられた男たちとの やり取りがそんなに鬼気迫るものがなく、やけに あっさりとしたもので、嘘や真が入り混じった頭脳戦 っぽいのを期待していたのですが正直に答えているし。 まぁ、目的は主人公の友人の女性を救出することだった のですが、それにかこつけて映画でのキーワードとなる 「MW」と映画版では主人公の1人である結城の人物像 をさりげなく説明していたと思います。 この予備知識があってから映画を見るとより楽しむこと が出来るなぁと思える作りだったので、番宣のスピン オフにしてはいいものだったと思うのですが、笑えたのが この番組が終わった後の映画の紹介。 「そして物語は最終章に」というような感じで映画の紹介 が始まるのですが、第0章の次が最終章って…、もう少し いいコピーはなかったものでしょうか? ただ… 胸を張って家に帰りたいだけなんです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.02 18:35:44
コメント(0) | コメントを書く
[映画な話] カテゴリの最新記事
|