灰色の空のむこうには…

今日から僕の担当しているあるお店の制服が変わり
ました。

正確に言うと、制服と言うよりも屋号が変わったため
それに伴って新しくリニューアルされたのですが、
今までの制服から一転して見慣れない制服になるため
どんなものかとお店に見に行ってきましたら、男性陣
はそんなに違和感のない格好でしたが、女性陣はかなり
違和感を感じてしまいました。

というのも、これまで女性陣は事務服というかＯＬさん
が着ているような制服だったため、それに見慣れていた
のですが、今度の制服は女性も男性と同じようにシャツ
にズボンというかパンツ姿というもので、ほとんどの
女性陣のそんな姿を見てなかったためびっくりでした。

その姿に違和感を感じない人もいたのですが、ほとんど
の人が違和感ありまくりで、そもそもそのお店は場所柄
比較的オサレな女性が多く、そのうち見慣れるとは思う
のですが、どうにも違う店に来たみたいな雰囲気がぷん
ぷんと漂っていました。


で、そのお店でうちの商品を担当している人の中に、僕
がファッションリーダーと呼んでいる人がいます。

これまでもよく出てきたハナ子の姉的存在であるマネキン
のレイ子の服はその人の自前の服だったりしてかなりな
オサレさんの上に、髪はくるくるのばしっとアイロンで
お蝶夫人もびっくりな人がいるのですが、その人も今度は
店の規則が厳しくなるために髪の毛は黒くなりまだ毛先は
くるくると名残を残していましたがストレートにされて
いたりしてびっくりな変身ぶりになっていました。

その人の姿もこれまた似合わず、どこのマジシャンの
アシスタントの人かなという格好だったのですが、さすが
にその人も自分がその格好が似合わないのを自覚していて
ひたすら自前のパンツに変えたいと行ってました。


？自前のパンツって？と思いながら聞いてみると、どうも
その制服はリーズナブルな値段らしく、こんな安物の服が
わたしに似合うわけはないでしょうとのこと。

かなり力説されてしまったのですが、前の制服は僕も知ら
なかったのですが有名なデザイナーさんによるブランド
ものだそうで納得して着ていたのですが、今度のは普通の
服だということで自分で同じようなデザインのブランド品
のパンツを買ったそうです。

その額、なんと３万円近くしたそうな…、すでにロッカー
にはそのパンツを吊るしているそうで、しばらくしてお店
が落ち着いたらそっちに変えようとしているそうなのです
が…。


さすが、ファッションリーダーなだけあってそこまでする
かぁと思わず感心してしまいました。