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2009.07.08
テーマ：DVD映画鑑賞(14217)
カテゴリ：映画な話
 劇場版 ストレイト・ジャケット International ver. 死にたいならきっちり全力で生きて生き尽く して、それから死になさいよ 魔法が科学と同等に使用される世界。人々は魔族の脅威に 曝されながらも、それを狩る戦術魔法士…通称“ストレイト ・ジャケット”と共に生活を営んでいた。ある日、シモンズ 魔法監察官は謎の少女・カペルテータから一人の男を紹介 される。彼の名はレイオット・スタインバーグ。法に属さず、 孤独に生きる魔法士だった。 とりあえず原作がライトノベル界では有名な榊一郎氏だと いうことで、全く知らない作品ながらも勢いで見たのです が、３つのエピソードを織り交ぜて語られるハードボイルド な世界はちょっと微妙なものがありました。というのも、 この主人公にあまり共感できなかったです。まぁ、訳アリな 主人公ってのはよくいるものですが、どうも内面世界が あまり語られなかったので理解出来なかったのと、視聴者 と同じ立場にも関わらず自分の意見を押し付けようとする ヒロイン。まぁ、ヒロインの役どころと言えば、主人公を 焚きつけるのが仕事なのですが、あまりに強引すぎるのも。 それはともかく、この作品の世界観はとても良かったと思い ます。魔法と共存することで文明生活を発展させた世界なの ですが、その魔法は紙一重なもので魔法を使うことで漏れ 出る呪素なる汚染物が蓄積することで人が魔族化してしまう という表裏一体の文明生活はなかなか風刺が効いていて 面白く感じられました。そして魔族化した人間は出鱈目な 形状になるものが多く、人間を襲い破壊する怪物として 戦術魔法士に刈られるものという無常にも似た二律背反に こそこの世界観をどことなく非現実のものと思えないものが ありました。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009.07.09 21:49:45
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