灰色の空のむこうには…

僕の担当する三宮のお店の店名が変わって、もうすぐ
一ヶ月になるのですが、店の名前だけでなくお店の
システムも一新されて新しいシステムに慣れるのに
お店の人はかなり苦労されています。


その中でも一番最たるものといえば無線の使用であり、
以前まではＰＨＳを使用して外線や内線としていたの
ですが、それにプラス無線を使用してフロア内の指示
事項をリアルタイムに意志徹底するというものになり
ました。

かなり便利なシステムな上に、時間短縮の意味も兼ねて
いるので素晴らしいシステムだとは思うのですが、まだ
お店の人はイヤホンをしながらの接客になれてないため
か、どうも接客や話しているときに無線で指示が飛んで
くると戸惑ってしまうというものがあります。

僕も内覧会のときなど無線を持って回るときがあるの
ですが、一番話がノッてきたときに無線で呼ばれて返事
をしなければいけないときなど出来るはずもなく、それ
でも返事をしろという上の人からの指示に対して無茶
言うなよ～と思ったりもしますが、お店の人もまさしく
同じ状況になったりしてなかなか難しいと、言ったり
しています。


しかしそうしたことはまだほんの些細な問題でしかない
なぁと思うようなことが今日あったのですが、僕の取り
扱い商品の担当者が無線の調子が悪いと言って、他の
担当者の人にぷりぷり怒っていました。

何でも無線が突然聞こえなくなったとかで、他の担当者
の人たちと無線を調べることになったのですが、どこを
どう見ても異常はないのに無線が聞こえないし返事を
しても通じない…。

あまりに返事をしないので、フロア長がどうしたのかと
様子を見に来て、同じように無線をチェックしても電源
は入っているし、無線のチャンネルは合ってるしでその
理由がわからないなぁとふとダイヤルをひねってみたら、
いきなり使えるようになりました。

そのダイヤルっていうのがボリュームのダイヤルで、
どうやら担当者の人が何か作業をしたはずみでたまたま
無線のボリュームに当たって音が小さくなったみたい
なのですが、そんな初歩的なトラブルにフロア長はがくっ
と腰砕けに脱力しちゃってました。


それを見ていた僕は、確か得意先の人たちって電気屋
さんやったよなぁ…、とかなり不安になったのは言う
までもありません。