灰色の空のむこうには…

うちの会社のシャッター休日は正月以外は土日となって
いまして、お盆の時期でも得意先が営業しているのに
うちが休んでいるわけにはいかないということで数年前
よりお盆休みはフレックス…、というか夏期休暇の日数
を決められまして各自の予定でまとめてにしろ分割に
しろ消化するというものになっています。

家族のいるほとんどの人は当然このお盆の間に夏期休暇
を消化するのですが、ひねくれ者や特に予定のない人、
もしくは混雑時を避けて休暇を取る人などがこの時期は
出勤していて、いつもの半分以下くらいの出勤率になって
いました。


で、仕事もどうしても早く終わるのでまだ日の高いうち
に会社から退社出来るものですからこのまま帰るのは
もったいないということで、ちょうど出勤していた同じ
地元の後輩くんを捕まえてとりあえず会社のそばの酒屋
さんの前で一杯飲んでから帰ることに。

昨日の後輩くんの釣行のことなどを話の肴に盛り上がって
おとなしく帰ろうとしたわけなのですが、いつも僕と後輩
くんの帰るパターンなら会社そばの酒屋さんの後は京橋駅
のキオスクで一本仕入れて喫煙室で飲むということになる
ところを、たまたま駅構内をホームに向かって歩いている
とふと通り道にショットバーがありました。

まぁそのショットバーは前からも気付いていたのですが、
京橋駅構内の改札内にあるためすでに飲んできていること
が多いのでその存在に気付いても行くこともなく、また
行く相手もいなかったためこれまで入ったことがなかった
のですが、この暑さの中またビールを飲むならひんやりと
涼しい中で飲みたいなぁと思い後輩くんを誘ってみると
オッケーということだったので中に入ることに。


京橋駅構内にあるショットバーというだけでも場違いで、
外から見ていても中は薄暗くどんな雰囲気かわからない
ままで突入したわけなのですが、中は意外といい雰囲気
でいい感じ。

メニューを見るとカクテルやウイスキー類が豊富で、焼酎
はなかったのにはがくっとしてしまいましたが、これも
経験かとうれしがってメニューを眺めていまして、最近
CMで流行のハイボールを頼むことに。

後輩くんはクールにジントニックを頼んでいまして、まず
は乾杯ということで飲んでいましたが、ウイスキーが苦手
な僕にでも飲みやすいハイボールにはびっくりで、後輩
くんもジントニックはいろいろなお店で飲んでいるので
味はわかるからこの店のジントニックはおいしいと言って
いましたので、意外と当たりかなと。


まぁ、後で知ったわけなのですがウイスキー類がおいしい
のも当然なわけでそのお店はサントリーの看板を掲げて
いるため、やっぱりちゃんとしたお店はおいしい上に値段
も京橋価格なリーズナブルなものだったために満足しつつ、
いろいろと話をしながら２杯目からビールを頼んで３杯
くらい飲んで退散しました。

勢いで寄ったわりにはいいお店だったのでまた行きたい
なぁと思ったりもしたわけなのですが、僕の場合は花より
団子というよりも質より量なので、そこのところがちょっと
満足できなかったわけなのですが、僕の中では居酒屋さん
や飲み屋さんリストは数多くあれど、こうして１人で
じっくり飲める場所というのは全くないので、新規開拓の
お店の１つとしては要チェックリストにアップされたので、
良かったかなと思います。


でも、お店の中に長いカウンターがあって女性客とか１人
で来られてたりしたのですが、いつか映画のようにあちら
のお客様からですとか言って、お酒をシャーっと滑らせる
ようになってみたいです。