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カテゴリ:映画な話
20世紀少年―第1章―終わりの始まり 人間ってのはな、無謀とわかってても やらなきゃならないときがあるんだ 1969年。小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと 原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。彼らは、20世紀 の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する 正義の味方といった物語を空想しては、それを“よげん の書”に書き記し、楽しんでいた。 1997年。大人となったケンヂはコンビニを経営し ながら、失踪した姉キリコの赤ん坊カンナの面倒を見て いた。その頃、巷では謎の教団を率いる正体不明の教祖 “ともだち”が出現、各地で不穏な事件が起き始める。 やがてそれが少年時代の“よげんの書”にそっくりな ことに気づくケンヂ。20世紀の終わりが迫る中、ついに ケンヂはかつての仲間たちと共に人類滅亡の阻止に立ち 上がるのだった…。 原作者である浦沢直樹氏のファンである僕としては当然 原作のほうは単行本の発売と同時に読破していたのですが、 この映画のほうはなかなか見ようと思いませんでした。 というのも、この映画は続きものだと最初から名言されて いたのでまとめて見ようと思っていたのも理由の1つ だったのですが、その最大の理由としてこの映画を見た 人たちの感想を読むと物語の面白さとは反比例するくらい の評価の低さにありました。 確かにこの作品は謎が多く、わからないことだらけの中を 手探りで登場人物たちが謎を解明していくというものなの ですが、完結して読み終えた後すら意味がわからない箇所 がいくつもあるという浦沢作品にありがちな難解なものに なっています。当然、その掴みである第1章だけ見ても 何のことかさっぱりわからないからこそその続きが楽しみ になってくるはずなのですが、この盛り上がりに欠ける 感想を見ているうちに見ようという気がなくなってしまった わけです。 来週に第3章が公開されるということで、たまたま地上波 初放送で今日テレビでやっていたのを見たのですが、僕の 感想としますとこれほどわくわくする面白い映画は久しぶり に見たような気がします。というか、子供の頃にあった 冒険心というか、好奇心を刺激される作品と言いますか。 キャストはちょっとした端役ですら有名な人を起用するほど の豪華キャストであり、原作を読んでいればそのキャストの 人たちがなんら違和感を感じないほどそっくりな人たちで 作り上げられていましたが、それらを度外視しても楽しむ ことの出来るストーリーに釘付けになってしまいました。 ほぼ原作に忠実に再現されていたのですが、ぶつ切りで 読む作品に比べて一連の流れとして映像化されたのでは 受ける感じもだいぶ変わり、原作に引けを取らないくらい に面白く出来上がっていたと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.22 16:04:03
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