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テーマ:心のままに独り言(8842)
カテゴリ:行って来ました
昨日の日記に書きましたが、映画「火天の城」を見て
予習はばっちり!満を持して安土城に行って来ました。 まぁ、前日と言っても一緒に映画を見に行った大人買い 先輩と映画前に1軒、映画後に3軒はしごをして終電で 帰ったというトラブルもありながら、多少の睡眠不足に 悩まされつつとりあえず車で出発。 途中で大人買い先輩とカートン姉さん、それにそもそも 安土城に行こうということになったきっかけを作って くれた、先日たまたま一緒にお昼御飯を食べたときに 城とかが好きという衝撃のカミングアウトをしてくれた 意外と歴女な乙女先輩(仮)を迎えに行って、なぜか 行きは大人買い先輩の運転で安土まで。 ちなみにこの乙女先輩(仮)がどこでもいいから城を見に 行こう、けど行くなら1日1つな!とその食事のときに 言われなければこの企画はなかったという意味でも、 乙女先輩(仮)には感謝ですね。 あっ、ついでに言うと乙女先輩(仮)というのはその先輩 の名前をもじったもので、僕の中ではおトメさんみたい な感じなのと、その豪快な性格が坂本龍馬のお姉さんで ある乙女姉さんに似ているところからですので。 とにもかくにも天候はちょっと曇ったりもしてましたが、 概ね快晴で絶好のドライビング日和に多少の渋滞はあり ましたが2時間もしない内に無事に竜王に到着し、そこ でお昼御飯を食べていざ安土へ。 乙女先輩(仮)には先日発売された、名城物語という本の 第1号である信長の城の特集で安土城の説明があるのを お貸ししていたのですが、映画を見た僕や大人買い先輩 ほどビジュアルとしての予備知識がないカートン姉さん や乙女先輩(仮)にももっと安土城に行って楽しめるように とりあえず資料館に先に行くことに。 最初は地図にも載っている安土城考古博物館に行く予定 だったのですが、標識を見ていると信長の館というこれ は面白そうなネーミングのものがあったのでそっちに行く ことに。 だだっ広い田んぼの広がる中にぽつんとそれらしき建物 があったのですが、周りは車の路駐だらけでそんなに 安土城ってブームなのかと戦々恐々としながら駐車場に 進んでいくとあっさり駐車できました。 なら、あの辺り一面を埋め尽くす路駐は何だったんだろう? と思いながら、駐車場から信長の館まで歩いている途中に グラウンドが見え、そこで運動会っぽいのがやってたので 納得でした。 とりあえず券売機で入場券を買おうと思ったら、その 信長の館だけでなく安土考古博物館の入場券も一緒に なったものが売ってたのでせっかくここまで来たのだから と一緒の券を購入し、さっそく中に入るといきなり圧倒 されてしまいました。 何とそこには安土城天主閣の5階6階部分を実物大で復元 したものが建てられており、そのきらびやかさと大きさと 言ったらもう言葉も出ないくらいでした。 そして信長にまつわるエピソードや安土城の歴史なんかが 展示されていたのですが、つい昨日に映画を見たばかりの 人間にとってはすごいピンポイントでわかりやすいもの ばかりで思わず大人買い先輩と盛り上がったりしてました。 意外だったのは映画では吹き抜けを作らなかったとなって ましたが、解説では4階部分まで吹き抜けになってたと ありましたがこれは諸説あるので映画は吹き抜けのない説 を採用したのだろうということと、信長の歴史の年表に 安土城にまつわる記載があったのですが、本能寺の変で 棟梁である岡部又右衛門も一緒に亡くなってしまったと いうことでした、これは後で別の小説を読んだときに 書かれたことがあったのを思い出したので、どうしてだか はわかったのですが。 それにしても映画で安土城の全貌を見ていたのですが、 それをこうして形として見るとやっぱり画面で見るのと 現実で見るのとではスケールの違いというのは圧倒的な ものがあり、しかもこれが5階6階にあったというのは その技術もさることながら、本当に安土城というのは 化物のような城であったということが再確認出来ました。 それから安土考古博物館に行って、いよいよ本題の安土 城に行ったのですが、僕は過去に2回安土城に行った ことがあるので予備知識としてその山登り?の大変さを 知っていたのでしつこいくらいにみんなには言ってました が僕の体力のなさは折り紙つきなのでそんなに深く受け 止めてもらえてなかったのですが、駐車場に車を止めて 入場口に向かってそこから上を見上げたときのいきなり の階段には知ってる僕ですらやっぱり開いた口が塞がら なかったです。 いきなりこの急な石段の歓迎をされたわけですが、この 大手道をひたすら上りながら、途中で伝前田利家邸跡や 伝羽柴秀吉邸跡に立ち寄り、ここにそれらの武将が住んで いたんだという郷愁に駆られながら何とか大手道を上って 下を見下ろすととてつもないキレイな景色が。 さらにそこからかりかりと階段を上っていき、途中で信長 公本廟に立ち寄りました。 僕が昔来たときにはこの廟の中にまで入って拝むことが 出来た記憶があるのですが、現在では残念ながら木柵が されており中に入ることが出来ないです。 何でだろう?と思いながらよくよく塀や門の辺りを見ると 心無い人の落書きが多数見られ、そのために中に入ること が出来なくなったのだと思うと、かなり残念で仕方ない です。 それからまたさくさくと階段を上り、ようやく黒金門跡に 到着、まぁ石碑しかなかったのですがここからが安土城の 入り口にふさわしく高い石垣が続くのにはテンションが 上がってきて、さらに本丸跡へと進んで等間隔に並べら れた礎石の多さに驚かされながら、いよいよ天主閣跡へと 進みました。 昨日見た映画の天主閣もここに作られたと思うと感慨も やっぱりひとしおですね。 そこに残された石垣に上り、そこから眺める景色は何とも 言えない美しさがあり、ここにあの5層7階建ての豪華 絢爛な城が建てられていたと思うと、その頃の信長はどこ に立っていたんだろうと思わず上を眺めてしまいました。 それからガイドマップのルートの通りに進んでいき、そこ で三重塔や二王門を見たのですが、そこからの景色も美しい ものがありました、せっかくそこからの景色も写真に撮った のですが、なぜか思いっきり逆光でさっぱりわからなかった ため三重塔の写真ですが。 そしててくてくと山道を抜けると伝羽柴秀吉邸跡のところ に繋がり無事に下山、そして帰路に着くことに。 それにしても安土城と言っても、ぶっちゃけた話焼き払わ れてしまったもので、そのほとんどが伝とか跡とかいうもの ばかりだったのですが、こうして本物に触れるととても感慨 深いものがありますね。 なおかつ、初っ端にあった大手道の急勾配をめげることなく 資材を頂上まで運び続けて安土城を建てたという職人さん たちの苦労を思うと、尊敬の念にたえません。 惜しむらくはそこにお城が現存していないことなのですが、 それでもそこにあったという事実と、ここから天下統一の 野望を描いた信長がそこにいたというだけでも、安土城跡は とても楽しむことの出来るものであり、ぜひともまた行って みたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.14 18:43:41
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