|
カテゴリ:本の話題
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 「ばかやろう。定時なんてものは都市伝説だ。 フィクションっての知らんのか?」 最終学歴中卒、ニート歴10年。母の死をきっかけに 一念発起したマ男は、プログラマの資格をゲットし、 IT企業に就職する。待望の社会人生活の先には輝か しい未来があるはずだったが――。ダメな上司に、 ウザイ同僚、仕事はハードでサービス残業当たり前。 壮絶なブラック会社で、マ男に未来はあるのか。 以前にも日記で紹介した「ブラック会社に勤めてる んだが、もう俺は限界かもしれない」のスレ、今回 映画化になったのを受けて文庫本が発売されたので、 ネットのほうでは読んでいましたが、改めて本として 読むとやはり違った印象を受けるものですね。スレの ときはマ男さんの行動ばかりが気になってその書き込み ばかりを読んでいたのですが、本となったにはその全文 を読んでいきますのでマ男さんの書き込みに対する反応 を読んでいくと、笑いを堪えるのが大変でした。僕は 電車の中で基本的に本を読んでいるので、間違いなく この本を読んでいた僕を見た人は変な人間だろうと 思っていたと思います。 それにしても事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもの で、これだけ個性豊かなキャラクターがよくもまぁこれ だけ集まったなぁと思うことばかりです。それもこのスレ の中では2年間の出来事だったと思いますが、一貫して 登場する人物たちが同じスタンスで過ごしているのが また面白いので、読んでいるうちにこうなるんじゃない かなと思えるお約束な出来事の期待を裏切らない行動は なかなか爽快なものがありました。ノンフィクション作品 としても、また業種の紹介としても、それに人間観察日記 としてもこれ1冊でかなり楽しめる異色な本であったと 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.05 17:43:35
コメント(0) | コメントを書く
[本の話題] カテゴリの最新記事
|