灰色の空のむこうには…

～前回までのあらすじ～
趣味がないとボヤく大天津飯先輩とともに、リア充
生活を送るべく新たな趣味にしたのは作曲活動。

しかし、楽器も弾けないズブの素人の僕にとってどう
やって音楽を作るかという壁にぶち当たったとき、
ふと閃いたのがパソコンによる作曲ソフトだった。

とりあえず作曲ソフトに何があるかを調べるべく、
いろいろとネットで検索していくうちに、とうとう
作曲ソフトの解説をしているページに行き当たった
のだった。


というわけで、なぜかドキュメンタリー形式になり
つつあるのですが、前回からソフトを何にするかで
少し日にちが経ったのは、大天津飯先輩とどんな
ソフトにするかを相談していたため。

気楽な独身貴族の僕と違って、大天津飯先輩は家庭
がありますから、僕のように自分の用事だけに時間
を使えないようで、なかなかパソコンで調べる時間
もなく、結局今日までも調べられなかったみたい
なので僕が決めることに。

で、いろいろと解説のページを見比べていると訳の
わからない専門用語の羅列の中にも、何となく雰囲気
でわかるようになってきたのが、それぞれのソフト
の値段の違いが外部接続のものと互換があるかどうか
という違いが本格派なものとの値段の違いというのが
わかってきました。

まぁ、雰囲気でいいのか！っていう突っ込みが聞こ
えてきそうですが、あらすじにもあるようにズブの
素人にはここら辺が限界でさっぱりなもので…。


結論からいうと、外部接続なんて出来ようが他の
もので作成するような技術も何もないので即行で却下
になり、そのページで言うところのオールインワンな
それだけで作成できるものをチョイスすることに。

初心者向けでいて使いやすそうなものはどれかなと
検討しつつ、最終候補として２つのソフトが残った
のですが、ループ素材が豊富なのと、バーチャル・キー
ボードという面白そうな機能がある「ＳＥＱＵＥＬ」
とソフトに決めました。

決めたからには即購入ということで、早速楽天さんの
ショッピングで調べてみますと、なぜかそのソフトには
「アカデミック版」と「リテール版」という２種類の
ものがあり、値段の開きに５千円ほどの差があるじゃ
ないですか。

値差があるくらいですから何が違うんだろうといろいろ
とそのソフトについて調べたのですが、さっぱりどこ
にも説明は載っておらず、どっちにしようか途方に暮れて
しまいました。


字面から判断するに、「アカデミック版」といえばどう
してもアカデミー賞という言葉があるくらいですから
なんかすごそうなイメージがあったり、フェーズ６に
なりそうなものだったりと、まったくちんぷんかんぷん
なことを考えたりしたのですが、結局悩んでもわから
ないので、パソコンで調べると「アカデミック版」と
いうのは教育機関や公的機関向けで購入出来るちょいと
格安なものだそうで、「リテール版」というのは小口
販売のことらしいです。

って、それならそうと横文字を使わないで簡単に書けば
いいのにと思いつつも値段の違いに納得したのですが、
さすがインターネットでアカデミック版であろうが
ネット販売で安く入手できるんだぁと感動してしまい、
さくっとそっちを買おうとすると、アカデミック版を
購入の際には学生証や身分証の提出が必要と、小さい
字で書かれていたためあえなく挫折。

おとなしくリテール版のほうを買い、いよいよこれで
ミュージシャンの仲間入りが出来ると思ったのですが、
なぜか品切れで、１～２週間待ち。

がくっと脱力しながらも、どこのお店を見ても品切れ
だったので、これはこういうものかなと諦めて予約注文
することに。


いろいろと前途多難っぷりが発揮されつつあるのですが、
とにもかくにもソフトは購入したので、後は僕の家に
届くのを楽しみに待つだけです。

果たして僕は無事にミュージシャンになれるのか、次回
の展開に乞うご期待です。