灰色の空のむこうには…

今日も仕事でお店回りをしながら、お昼御飯に週に１回は
行くラーメン屋さんに行きました。

だいたい僕はお昼御飯の時間帯をズラして昼食にしている
ので、いつもそのラーメン屋さんはガラガラなのですが、
もうここ数年はそこに週一ペースで通っているため僕が
行くとまいど～というノリで入るのですが、いつもなら
２人でお店の人が店番しているのに、今日は珍しく３人いて
そのうちの２人は知らない人でした。

まぁ、毎週行くたびに同じ２人の人がいるのでいつ休んで
いるんだろう？と不思議に思っていたのですが、ある意味
それで謎は解けたような感じがしまして、あまり気にせず
定食を頼んで出来上がるのを待っていました。


ぼ～っとカウンターに座りながら出来上がるのを待って
いますと、いきなり僕が唯一知っているお店の人がすた
すたとやって来て体調は良くなりましたか？と聞かれた
のにはあまりの不意打ちに驚いてしまいました。

僕はど忘れしてたのですが、先週ちょっと体調を崩した時
に温かいものを食べようとそのラーメン屋さんに行った
とき、いつもは定食を頼むのに食が進まないのでラーメン
だけ注文していたのです。

いつも顔を見る僕なので、当然お店の人も何かあったのか
とお会計をした帰り際に聞かれると風邪っぽい症状が出て
体調が悪いんです～と確かにそのとき言ったのですが、
まさかそれを聞いていたとは。

というのも、そのお店には先にも書いたようにいつも見る
２人のお店の人がいるのですが、たいていフロア関係と
厨房周りという分業で仕事をされていまして、僕が聞か
れたのは今日休んでいるフロア関係の人だったのに。

そのお店はカウンターとテーブル席がありまして、僕は
たいてい１人でお店に入るのでカウンターに座っている
のですが、そのお店のカウンターと厨房の間には半透明の
ガラスが入っていまして厨房の中が見えないようになって
いるからフロアの人とは話したりもしますが、厨房の人
の顔は知っていてもほとんど絡んだことがなかったの
です。


ですので、聞かれてすぐは何のことなのかわからなかった
のですが、僕でも忘れていたことをよく覚えていたなぁと
感心しながらも、前に御飯を食べたあの後に葛根湯を
飲んだらその日のうちに体調が良くなりましたと言うと、
その人は葛根湯の威力をご存知でないみたいでそんなに
葛根湯って効くんですか？と言われて少し葛根湯談義に
なってしまいました。

会話が一段落してその人は厨房に戻っていったのですが、
それから定食が運ばれた後に厨房の中から葛根湯って
すごいんですって、という声が聞こえたのには笑って
しまいましたが。

いやはや、常連のお店があるっていうのは自分でも思い
もしないところでいろいろと楽しいことが起こるものです
ね。