灰色の空のむこうには…

僕は大阪は枚方市内に住んでいまして、おけいはんで通勤
しているのですが、今日の仕事帰りに地元駅でびっくり
するものを見ました。


僕の地元駅は枚方市内でもどちらかというと住宅街…、と
言えば聞こえはいいのですが、ぶっちゃけあまり栄えて
いないところで、以前までは大学が駅から徒歩２０分くらい
のところにあってそれなりに人通りも多かったのですが、
その大学が数年前に枚方市駅のほうに移転しまって以来、
駅前商店街はさびれる一方になっています。

まぁ、住んでるほうとすれば朝晩関係なしに騒ぐ学生が
いなくなったので、治安も大分良くなったのですが、そも
そも枚方市は大阪府内でも犯罪の多い地区になっている
のでそんなに関係なかったりしますが、時間帯による電車
の混み具合などなくなった反面、駅前のお店はどんどんと
閉まっていっている状況です。


仕事から帰ってきまして地元駅から出たところ、駅前に
数人かの人がたむろっていまして、コンパか何かがあった
のかなぁと思いつつ、絡まれたら嫌だなぁと横を通って
いこうとすると、そのたむろっている人の中に警備員の
人が持っていそうな赤色灯を持っている人がいて、道の
先にも数人の人がたむろっておりそっちにも赤色灯を
持っている人がいたので、コンパじゃなくて何か事故が
あったのかと思いました。

晩のことで周りは当然ながら暗く、人の顔も見分けが
つかないくらいでしたがパトカーが止まってる様子も
ないので何だかよくわからないなぁと思いながら、ふと
横を見るとそこは２階建ての駐輪場になっていまして
１フロアに４００台くらい駐輪できるところなのですが、
その中を半分くらい埋め尽くすくらいの人が。


何が起こったのかさっぱり理解出来ず、いつも静かな
駐輪場からはあちこちと怒鳴り声が聞こえており、
状況がさっぱりわからないながらも何とか理解出来た
のはテレビか映画の撮影をしているような。

それを理解出来たのは、道を歩いてたら暗かったのに
駐輪場の横を通ったら急に明るくなったことで、人の
多さに驚きながら何で明るいのかと見上げると、地元駅
はホームから高架に続いているのですが、そのホーム
のところから野球場にあるライトくらいの照明が駐輪場
に向けられているではないですか。

しかも道路には配線がひかれており、その先には照明に
電気を供給する専用の車までアイドリングして駐車したり
してかなり本格的な撮影でした。


ちょうど僕が通ったときは本番を撮影するときくらいの
ものだったみたいで、かなり緊迫した雰囲気だったため
何の撮影をしているのか聞けなかった…、というか誰が
関係者で誰がギャラリーなのかさっぱりわからなかった
のですが、まさか僕の地元駅がそんな撮影の舞台に
選ばれるとは思わなかっただけに驚いてしまいました。

何より僕も学生時代に通っていた道場にドキュメンタリー
の取材が来たこと（当然僕の取材じゃないです）があった
のですが、そのときは数人ってレベルだったのに今日見た
風景は何十人もの人が撮影しているという異様な光景に
圧倒されてしまいました。

考えてみればドラマや映画のラストのテロップではあれ
だけ多くの人の名前が流れていくだけあって、それなり
の人数の人が制作には関わっているとは思っていました
が、それにしてもあの人数はすごかったです。


いやはや、ちょっとしたテレビの裏側を見れた気分に
なれたので得した気がしますが、それより何の番組の
撮影をしていたのか、それがかなり気になります。

むしろ、せっかく地元駅に来たっていうのに、地元駅の
風景ではなく駐輪場の中での撮影ってちょっともったい
ないというか、別に駐輪場だったら地元駅でなくても
いいような…。