灰色の空のむこうには…

僕は会社に通勤するとき、京阪京橋駅から地下鉄の京橋駅
に乗り換えています。

で、その乗り換えする地下鉄の入り口にですが、週に１回
くらいのペースで、京橋駅付近にある英会話教室のチラシ
を配っている外国人の先生たちがいます。

たいていは２人１組でチラシを配っていまして、地下鉄の
入り口に入っていく人と出て行く人をターゲットに分かれて
配っているのですが、今日配っている人の１人がこれまで
にない新しいキャラクターな人がいて、朝だというのに
そのハイテンションは何？と驚かされてしまいました。


普段配っている人たちは、さすがに外国人の先生らしく
チラシを配りながらグッドモーニングとか大人しく言い
ながら道ゆく人たちに英語で話しかけたりしています。

で、チラシを取った人にはハブアナイスデーとかサンキュー
とか言いながら次々と配っているので、毎週見続けている
とそれが当たり前の光景だと思ったりしてました。

しかし、今日配っていた外国人の先生はこれまでの人たち
とは違い、ばりばりの日本語でチラシを配っていたのです。

しかも、なぜかオハヨウゴザイマスと言って配り、受け
取ってくれた人にはアリガトウゴザイマス、イエスとか受け
取ってくれなかった人にはオー、ザンネンデスとか配るごと
にコメントを言って、オーバーアクションでハハハハハ！と
笑いながら楽しそうにしているのです。


今までの光景から、こうした英会話教室の先生はたとえ
日本語をしゃべれたとしても、こうした勧誘の際はなるべく
日本語を話さないようにしていると思っていたのですが、
その予想を斜め前に行く展開にはびっくりしてしまいました。

ここ最近はチラシをもらわないようにしていましたが、その
楽しそうにチラシを配っているこてこてないかにも外国人と
いう姿を見ると、思わずもらってみようかなという気になって
しまうから不思議なものです。

残念ながらその人は入り口から出て行く人に向けてチラシを
配っていたためもらえなかったのですが、朝からああいう人
を見ると何だか今日１日が楽しくなりそうな予感がしてきて、
幸せな気分になれますね。