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カテゴリ:映画な話
突入せよ!「あさま山荘」事件 時々誰と戦ってんのか わかんなくなるよ 最大の敵は連合赤軍ではない 1972年2月19日、警察に追われた連合赤軍のメンバー5人 が、“あさま山荘”に侵入、管理人の妻・小雀真理子さんを人質 に立てこもった。山荘は雪と氷に閉ざされ、外はマイナス10度 を超える極寒の地。警察側は多数の警官を動員して周囲を包囲 するものの、人質と大量の武器を抱えた犯人相手に容易に近づく ことが出来ずにいた。この時、現場のNo.2として指揮を執る佐々 淳行は後藤田正晴警察庁長官より「人質の救出」「犯人の生け 捕り」など6項目からなる指示を受ける。しかし、銃器の使用に 関して佐々が求めた現場の判断に任せるとの意見は却下される……。 僕は1977年生まれのために、当然この事件のことは記事とか 当時の映像でしか知らないのですが、警察側の視点から描かれた この映画はドキュメンタリーとしては真に迫ったものがあったと 思います。ちょうどうちの両親もこの放送を見ていたのですが、 2人ともライブ映像でこの事件のことは見ていたみたいで、あの ときはああだったとか感想付きで言われたのですが。このような 警察による突入というライブ映像はオウム真理教事件しか見た ことのない僕としては、どの事件にしろ概要は知っていても内情 は全く見えないためああだこうだと言うことは出来ますが、実際 指揮を取った側からすればいろいろな制約のもと最善の結果を 模索したものだと思います。 僕はテレビ放送版しかこの映画は見てないので後で調べると劇場版 に比べると30分ほどカットされているのでこの映画がどこまで 描かれているのかわからないですが、連合赤軍のことには一切触れず 徹底的に警察側の対応とその心意気を当事者の視点から語ったこの 物語はとても心に残るものでした。あまりに登場人物が多いため 顔と名前が一致しないままにいろいろなことが詰め込まれすぎの ような気もしましたがとても心に残る印象深いことを言う一幕も あったりして、逆にそこにそれぞれの生き様というリアリティを 感じたりしました。この映画にはあまり表立って登場はしてません でしたが、警察庁側の派遣組の中にテーブルの名札に国松という 名前の書かれた広報課長がいたのが、後に警察機構のトップを牽引 することになる人たちが関わっていたという意味ではこの事件の 社会的な大きさというのを物語っていたように思えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.25 22:03:10
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