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2010.06.03
テーマ：DVD映画鑑賞(14219)
カテゴリ：映画な話
 必殺ＤＶＤマガジン仕事人ファイル１ｓｔシーズン 伍 「念仏の鉄」 お前たちがうらやましい わたしにはそういう暮らしは できない この先も一生… 今回の主人公は「新必殺仕置人」から念仏の鉄なのですが、 前にも「必殺仕置人」の中村主水のときに書きましたように 僕は仕置人に関しては初めて見るシリーズです。 一応、解説のほうではこのシリーズは必殺の第１０弾となる 作品だそうで、前シリーズである「必殺仕置人」は第２弾に なるそうですから、この念仏の鉄の再登場はひさびさのもの となるみたいなのです。 この頃の必殺に出てくるキャラクターたちに共通して言える のは、時代のせいもあるかもしれませんが誰もその日暮らし の気楽な生活をしていて、後年で人気を博する仕事人たちに 共通するような手堅い堅気の表稼業に仕事に対する独特の 暗さというものは感じることが出来ず、表裏のこだわりなく 仕置をしているというものが特徴かなと思います。 特にこの念仏の鉄はその典型的なもので、表稼業も裏稼業も 葛藤なくこなしていくその姿は、守るものを持ち合わせては いないある意味では自由人という印象を受けるのですが、 その心は常に仲間とともにあるという不思議な印象を受ける 人物だと思います。 この鉄と比べると、全編を通して仕事人たちの歴史を見てきた 中村主水も、この頃はただの小役人といった雰囲気でしかなく、 後の悪を憎んで仕事をこなす凄まじさも、どちらかといえば 見る影もなく淡々と金のために自分のポリシーにこだわりなく こなしているというものでした。 僕にとっては必殺仕事人以降の中村主水しか知らないので、 こういう若かった頃の中村主水のことを知るというのは新しい 発見があり、主人公は念仏の鉄ながらもなかなか興味深い エピソードでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2010.06.17 21:34:38
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