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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:映画な話
必殺DVDマガジン仕事人ファイル1stシーズン 七 「糸井貢」 てやんでぇ、綺麗事で銭が入りゃあ、 言うことねぇがな 今回の主人公は、「暗闇仕留人」から糸井貢がピックアップ されていたのですが、この必殺DVDシリーズを見ていて 最近感じるのが、これまで必殺シリーズファンを自称して きた僕でしたが、こうして必殺DVDマガジンを見ていきます と、じぇんじぇん知らない登場人物が多いなぁと。 本作の主人公となっている糸井貢も当然このDVDで初めて 見るキャラでして、いくら必殺シリーズという看板があっても これまで見たことのないキャラのものとなるとちょっと見る のに抵抗があったのですが、「暗闇仕留人」は必殺シリーズ の中では第4弾に当たる作品なのですが、これまで見たどの 必殺シリーズよりも物語の骨子がしっかりとしていてとても 面白かったのが意外でした。 というのも、必殺シリーズというのは基本的に江戸時代の話 を舞台にしているのですが、どの時代のことなのかは想像 するしかなくて、僕の中では暴れん坊将軍が活躍した後あたり かなぁとイメージしながら見ていたところ、この糸井貢は 歴史上でも有名な高野長英門下と名言されており幕末直前の 時代と明確にされています。 しかも黒船の来航によって世情が不安の中で生きる江戸っ子 の姿が描かれたりしているのも相まっての展開となっており、 そんな情勢下の中で生きる人たちの明暗を物語にしていると いう着眼点がこれまでになかったかなと。 今回のエピソードも、悪役がやっていることは外道なこと なのですが、当時の日本と世界の関係を市井の人から見た 時代考証がきちんとされており、下手な創作時代劇なんか よりもとても良かったです。 またタイトルに「暗闇仕留人」とあるように、必殺シリーズ は影の部分を演出に使うことが多いですが、特に今回の作品 はその影の部分を効果的に取り入れたカットで撮影されて おり、2つのエピソードしか見ていませんがそれだけでも 僕の中ではかなり傑作なシリーズだったのではないかと思い ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.31 22:00:25
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