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カテゴリ:本の話題
うみねこのなく頃にEpisode4(下) ………どんな硬い心にだって、言葉はわずかずつ 響き、やがてはひびを入れることだってできる んだ…!私は信じてる!!この世に無駄な努力 なんて存在しないってなッ!! 1986年10月。六軒島では、またもや惨劇の幕が上がろう としていた。突然、誰も知らない地下牢に閉じ込められた蔵臼、 霧江、南條、嘉音、紗音たち。そして右代宮家の次期当主の 資格を、それぞれに問われる譲治、朱志香、戦人。嵐の六軒島 に閉じ込められた人々が次々と殺されていく中で、戦人が最後 に見たものは!? そして事件から12年後の世界では、戦人の妹・縁寿が、つい にその“魔法の秘密”に迫ろうとしていた―――!! 前巻とは打って変わって、六軒島で行われた次期当主資格の バトルをメインで物語は進んでいったのですが、これまでの エピソードでは現実か虚構かの駆け引きに物語の主眼が置か れていたのに対して、今回は目の前で行われているものを受け 入れるというスタイルのためか、虚構の世界が当たり前に展開 していたため、ちょっとばかり物語としてはこれまでの路線と 大きくかけ離れていたため物足りなさを感じてしまいました。 いや、熱血はそれはそれで面白いのですが、「ひぐらしシリーズ」 のバトルを知っているだけにそちらのほうには思い入れもあった ので楽しく読めたのですが、今回のほうはどちらかというと読者 を置いてけぼりにしての展開に見えて、残念だったかなと。 ただ、12年後の世界で魔法について語られるエピソードは とても感動的で、バトルと合わせるとプラスマイナスゼロと いったところで面白かったと思えるエピソードだったように 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.02 18:32:19
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