灰色の空のむこうには…

今日もいつものように仕事でお店回りをしていまして、
担当しているあるお店でさくさくっと作業をしています
と、店長が意味わかんねぇみたいな顔して僕のほうを
向かれてました。

どうしたのかな？と思った僕は、店長にどうしました？
と聞きに行きますと、店長は摘むようにして何かの袋
を僕に見せてこられました。


何がそんなにおかしいんだろう？と思いながら店長が
摘んでいるのを見ると、パッケージから出されていて
中の袋だけになっている消耗品の商品が売り場に放置
されていたみたいなのです。

うわっ、いたずらで商品を出された上に、パッケージ
はどっかにやられたのか！と思いながらも、店長の顔を
見ると怒ってるどころか不思議な顔をされていたので、
よくよくその袋の中の商品を見ますと、思わず僕も店長
と同じ顔に。


確かにパッケージ詰めされて販売されている商品で、
袋だけの状態にしようと思えばそのパッケージを破いて
開けないといけないものなのですが…、実はその商品
はお店に置いてない商品なのです。

同じ類の消耗品は置いているのですが、それを作って
いるメーカーさんはどちらかというとあまりメジャーじゃ
ないところのために、そのお店では取り寄せ対応となって
いるので絶対にお店に転がっているはずはないものなのに。


ようやく気付いたであろう僕の顔を見て店長は、これは
どうしたらいいんだろう？と聞いてこられたので、どう
したものかと思った僕でしたが、せっかくお店で見つけた
ので神様からの贈り物と思ったらいいんじゃないですか？
と、とりあえず答えておきましたが、結局店長はそれを
どう処理したのやら。

摩訶不思議なこともあるものです。