灰色の空のむこうには…

仕事が終わって、いつものようにウォーキングしながら
帰っていましたら、２０時過ぎくらいに登録のない携帯
番号から電話がかかってきました。


僕は名刺に携帯番号を載せているので、ひょっとして
新しく担当することになった店からかなぁとドキドキ
しながら電話を取りますと、郵便局ですけどゆうパック
が届いてますとのこと。

なんだ、郵便局かぁ、僕のドキドキを返せ～っと思い
ながら、今の時間ならうちに両親がいるはずなのに、
どうして僕に電話がかかってくるんだろうと尋ねてみる
と、みかんが届いているんですが誰もいないから何とか
してくれという電話。

何とかしてくれと言われても、会社から帰ってるところ
だし、そもそもみかんなんて心当たりがない上に、出先
にいる人間に意味不明なことを言うなぁと違和感を感じ
ながら、絶対に誰か家にいるはずなのに本当に誰もいま
せんか？と聞くと、何の返答もないと。


今からどう頑張って家に帰っても４０分は時間がかかる
ので、おそらく郵便の宛先が僕の携帯になってたから
かかってきたので、自宅とやり取りしてもらおうと僕は
出先にいるために家の者とやり取りしてくださいと自宅
の電話番号を言おうとしたのですが、ふと普通宅急便
とかに個人携帯を宛先に書くようなことをするかな？と
違和感を思い、注文した記憶のない僕はみかんを送って
くるような知り合いがいないことを思い出し、自宅の
番号を言う前に住所を確認しますと、枚方市だという
のでやっぱり僕なのかなと。

不思議に思いながら電話番号を言おうとしたのですが、
やっぱりまだ違和感があるので念のために宛先の住所を
確認するべく僕の住所を言いますと、え？とか言われ
ましてこれじゃないですか？と言われた住所は同じ枚方
でもどこかよくわからない住所。

そりゃ、うちじゃないんで家に誰かいるかなんてわかる
はずもないわなと思いながら、全然違いますと答えると
困ったような声を出されたのですが、僕はどうしようも
ないのでお疲れさまですと電話を切ったのですが…。


思わず郵便局だと言われますと、ロクに確認もせず自宅
の電話番号を言いそうになりましたが、後で考えると
ちょっと怖くなったような。

まぁ、家の電話番号なんて電話帳に載っているので簡単
に調べることが出来ますが、これが違う個人情報の話
なら危うく言うところでした。

オレオレ詐欺ってどうして引っ掛かるんだろう？とこれ
までは思ってましたが、いざこういう電話が携帯にある
と思わず信じてしまいそうになると怖くなってしまい
ました。