灰色の空のむこうには…

僕の仕事の得意先は電気屋さんでして、今月はエコポイント
が満額支給される最終月ということもあり、土日はおろか
平日でもかなりのお客さんが来店されています。

まぁ、うちの会社が取り扱っている商品はエコポイントは
全く関係がないので、これだけ電化製品が売れているにも
関わらず微塵も恩恵を被っていないどころか、むしろそちら
の商品にばかりお客さんの目がいくので商売上がったりに
なっているのですが、お店にはお客さんがいらっしゃるので
便乗で売れるのを期待したいところという状態です。


当然、お店回りをしていましてもあまりにお客さんの来店
が多いためにお店に行ったところでお店の人と話せること
なんて全然なかったりするのですが、今日はなぜか１件目
に行ったところはかなり落ち着いた状態で、お客さんの姿
は見当たらずお店の人もここ数週間のばたばたで手付かず
だった処理をされていたりしました。

おかげでお店の人とひさしぶりにゆっくりしゃべれたの
ですが、それにしてもこの時期にこれだけしかお客さんが
来ていないのはあまりにおかしく、ここ数日は忙しかった
ですか？と店長に尋ねると、人が回らないくらいの客入り
だったそうです。

それは大変だったんですねぇと、そんな話を店長と話して
いますと、レジで処理をしていたお店の人が僕らの会話を
聞いて、しまずんばさんが来たからお客さんが来なくなった
と言い出しました。


それはただの言いがかりのような…、と思いつつも、そう
言われて考えてみれば月曜にお店回ったときも、僕が行く
までは手がつけられないくらいに忙しかったお店や、昼から
雨が降ってきたために一気に客足が退いた店に、普段と
あまり変わらないお客さんの入りの店を回ったりしたので、
それも納得かなと思いつつそのことを言うと、やっぱり
しまずんばさんは疫病神やと言われてしまいました。

ただの八つ当たりというか、グチだというのはわかっては
いるのですが、意外とその可能性もあながち否定出来ない
なぁと思った僕は、それからしばらくして退散するように
お店を出たのですが、僕が出ようとしたときにウソのような
ホントの話でちょうどお客さんが３組くらいいっぺんに
入ってこられました。


いやはや、僕が帰った後はお店が忙しくなったかまでは
わかりませんが、こう僕と入れ替わりでお客さんが入って
くるのを見ると、なんだかショックを受けてしまいますね。