灰色の空のむこうには…

仕事が終わり、いつもなら大天津飯先輩と乙女先輩の３人
でウォーキングして帰るのですが、今日は大天津飯先輩が
お休みだったため乙女先輩とウォーキングして帰ることに
なりました。

最近は帰る夜道も寒くなってきたとはいえ、そのまま帰る
のは味気ないのでコンビニにピットインしてアルコールを
調達していますので、今日もいつものようにコンビニに
寄り道をすることに。


いつも雑誌コーナーを冷やかしてからドリンクコーナーに
行くのですが、今日は乙女先輩はドリンクとは別に調達
するものがあったため、僕のほうが先に会計を終わらせて
外に出ようとすると、僕の後に並んでいた乙女先輩が会計
を払おうとしたところであっ！と言い出しました。

何があったのかと思った僕は乙女先輩を見てますと、ごそ
ごそと何かを探しだしたのでどうしたんですか？と聞き
ますと、カバンがないとのこと。

へ？カバンがないって…、と思いながらもそこはレジ前
でして、会計が払われるのを待っているバイトの人は
財布がない乙女先輩を見ながら困った顔をしていたの
ですが、乙女先輩は僕にとりあえず払っといてと言って
僕が立て替えることに。

カバンがないことにかなりテンパってた乙女先輩は僕が
会計を払った後もそのまま帰ろうとしたので、商品を
そこに放置したままだったために僕が持って出たのです
が、カバンがどこに行ったんだろう？と探していたので、
僕は一緒に歩いていて落としたような気配がなかったから
会社に忘れたんじゃないですか？とあまりの非常事態が
発生したため会社へ探しに戻ることにしました。


さすがに財布がないというのは不安なのもありますが、
明日は乙女先輩はお休みなために、今日財布がないと
かなり困った事態になるので、歩いてきた道を会社に
戻ったのですが、ちょうど時間も時間で会社が閉まる
かもしれないギリギリだったので、先輩は途中から
走って会社に戻ってました。

社内に持ち込み禁止のものを手に持っていた僕は、会社
の外で乙女先輩が出てくるのを待っていたのですが、少し
してから先輩が会社に忘れてたと笑顔で帰ってきたのには
さすがにほっとしたのですが。

で、財布が見つかったため、先ほど立て替えた商品代を
返してもらえたのですが、いつぞやのときみたいになり
はしないかとドキドキしてた僕としてはちょっと一安心
しました。