灰色の空のむこうには…

今日もいつものように店回りをしていますと、あるお店で
レジの中にユニクロさんの袋に入ったものが置かれていま
した。

そのお店はスーパーの中にある集合店舗のお店の１つで、
同じ館にはユニクロさんもあるために誰か休憩時間中に
買い物に行ったのかなと思っていましたら、お店の人に
聞きますとお客さんの忘れ物だとか。


支払いをするときに手荷物をレジのカウンターの上に置い
たりする方が多く、それをそのままにして帰られるお客さん
がいたりするので、傘とかは忘れられてたりするのは結構
あるのですが、そうしたものというのはレジ上が意外と
死角になってたりするのでレジの中にいますと気付かない
ものなのです。

傘はともかくとしても、さすがにそうした買い物袋に入った
商品なんかは途中でお客さんが気付かれることが多いので、
取りに来られるまでお店で保管しておくのですが、そうした
話をしているときにふとレジのカウンターの上を見ますと、
釣り銭入れの中にとんでもないものが…。


見つけたのがたまたま僕でして、遠目で見えたのでお釣り
を取り忘れたのかなと思いながらよくよく見ますと、何か
の薬の錠剤っぽいのです。

レジでお金を払うというシチュエーションのどこに薬が登場
する余地があるのかと思いながら、その物体を手に取って
みますと、やっぱり薬だったのですがなぜかニトロとか銀紙
のところに書いてるし。

って、どうしてニトログリセリンの錠剤がお店の釣り銭入れ
の中にあるのか、その不可思議さのほうが先に頭に浮かんだ
のですが、これを忘れられたお客さんって大丈夫なのかなと
心配になったりしても誰のものかわからないために、結局は
レジの中で落とし主のお客さんが取りに返って来られるのを
待つしかなかったのですが。


就職して１０年少しの中で、さすがにニトロが忘れ物である
というのは初めてでしたが、なかなかみなさんいろいろなもの
を持ち歩いているものだなぁと改めて実感しました。